月に一度のご挨拶 WIN&WINセミナー 塾長の手紙 -25ページ目

 塾長の古田修一です。

 梅雨に入り、蒸し暑い毎日が続いています。この時期になると、期末テストで塾にもたくさんの生徒がテスト勉強に集っています。今年度からの新しい取り組みでもある「テスト対策特別授業」に多くのの生徒が参加しています。毎年テスト対策の取り組みをしていますが、これからもどんどん進化させて、すこしでも生徒の皆さんの学力向上のためになるよう考えていきたいと思っています。

 

<「授業公開」を実施しました>

 先月末から今月はじめにかけて、塾史上初の取り組みでもある「授業公開」を行いました。中学部・高校部は6月25日(月)~29日(金)、小学部は6月1日(月)~5日(金)の期間でした。WIN&WINセミナーは、教室を全面ガラス張りにしていますので、いつでも授業の様子をご覧いただけるのですが、今回はより多くの皆様に見ていただく機会を設定しようということで企画しました。どの塾もそうなのでしょうが、なかなか生の授業の様子や、講師の教える姿勢、お子様の塾での様子を見る機会はないと思います。そういった意味では、塾は多少閉鎖的なのかもしれません。WIN&WINセミナーでは授業を公開することにより、普段の飾ることのない様子を見ていただき、塾のもつ良さを知っていただくとともに、何か授業に対するご意見がありましたら、そのご意見を活かし、塾の授業内容の向上に努めたいと考えました。

 授業公開をする上で、担当する講師も授業公開を告知した時点で緊張感を持ちましたが、私のほうからは、「いつもの様子を見てもらいたいので、いつも通りの授業で自信を持って取り組んでもらいたい」と話をしました。私も授業公開の様子を見ていましたが、講師たちはいつも通り、真剣さと楽しさを織り交ぜたメリハリのある授業をしていたと思います。

 5月27日(水)には、中学部の保護者の方がお集まりくださり、懇談会を行いました。公開授業のために、WIN&WINセミナーの中身を知っていただこうと「授業公開のしおり」を作成しました。その冊子の中には、塾内の掲示物や、設備など見ていただきたいポイントをまとめました。懇談会ではその冊子の内容に様々な質問が寄せられ、あらためて塾の内容に興味をもたれている方が多いと感じました。

 授業公開週間が終わった後に、「どこで見学ができるのですか?」と参加に少しためらっていらした保護者の方の声も聞きました。授業中の教室にお入り頂き見ていただくこともできますし、ガラスを通して教室の中を見ていただくこともできます。お気軽に立ち寄っていただきたいと考え授業公開を行っていますので、次回はより多くの保護者の皆様に是非見ていただきたいと思っています。また、近くで塾をお探しになっている方も、授業の様子を知るにはいい機会になりますので、お誘いあわせの上お越しください。

 第2回の授業公開は2学期の予定ですが、決まり次第お知らせいたします。

 

<勉強に対する取り組む姿勢>

 毎回定期テストが終わるたびに、テストの結果をスタッフ全員で確認し、次につなげるための策を考えています。点数が思うように上がらない生徒を見ますと、その多くは勉強面やその他の事に対して意欲が上がっていなく、元気もない生徒だと感じます。今回は、そのような生徒と直接面談を通して、期末テストにむけた心境を向上させようと考えました。面談でお話をすると、みんなもっといい成績をとりたいとの気持ちは共通してありました。話をしていると、何から手をつけていいか分からないという話もありましたので、私から一つの提案をしました。その提案とは、「一つ一つの授業を大切に、一工夫加えて受けていこう」ということです。それは、ごく簡単なことで当たり前なことなのですが、なかなかやりきれないことでもあります。

 例えば部活動の練習を考えるとよくわかると思います。強くなるためには、一つ一つの練習を大切にしないといけません。例えばテニスでも、どのようにボールを捕らえたら正確に相手コートに打ち込むことができるか、考えながら練習をしているはずです。もし、そのようなことを考えずにいわれるままに練習しているようでは上達は見込めないと思います。

 授業を大切にするとは、たとえば授業に来る前に、「今日は塾の授業があるから、日頃勉強時間が思うように取れないので、しっかりとこの機会に勉強しよう!」という気持ちを持つことが挙げられます。このような気持ちを持つだけならば、誰にでもできることだと思います。そんな小さな気持ちがあるだけでも、授業に取り組む姿勢が変わります。

また、授業に一工夫加えるとは、授業中に講師から説明があった箇所を単に聞き流すのではなく、自分のものにしようとノートにメモをとるなどです。私も勉強会に行くことがありますが、そこでは話された内容をメモするだけではなく、自分だったらどのような行動に移せるかを考え、ノートにまとめるようにしています。自分自身で頭の中に定着させるためにはどのようにすればいいか、考えればもっといいやり方が思いつくと思います。

 

<「取り組む姿勢」関するエピソード>

 最近、勉強にも通じるところがあるエピソードがありましたので、皆様にお伝えしたいと思います。これは、保護者の方だけではなく、生徒の皆さんにも読んでもらいたい内容です。

 

 私は地元の中学校で吹奏楽部の外部指導者として毎週土曜日の午前中に合奏指導をしています。もう早いもので7年目を迎えました。本当に時が過ぎるのは早いものです。今年から今まで一緒に指導に当たっていたベテランの先生が人事異動になり、もう一人の先生と組んで指導していくことになりました。その先生は吹奏楽などの楽器指導の専門ではないため、指導の勉強のためにも、私に土曜日の合奏だけは、指揮を振ってくれとの依頼がありました。私自身は楽器についてはそこそこ学んできたつもりですが、指揮にしては素人です。これまでの指揮者を見てきて、その見よう見まねが一生懸命です。しかし、断るわけにもいかず、引き受けることにしました。

 これまでは、私はベテランの先生が指揮をする場所の後ろに座り、全体を聞き気付いたことを言っていただけなので、多くのことを言うことができませんでしたが、今は私がメインに指導をするようになったので、思ったことをストレートに伝えることができます。

 もうこのスタイルで指導をするようになりはや1ヶ月ほどたちましたが、前に立って指揮棒を振るようになると、面白い変化、成長を見ることができます。今では毎回どのように生徒が成長しているのかを見るのが楽しみになってきました。

 私はこれまで合奏指導の中で強く伝えてきたことが一つあります。それは、「考えて吹きなさい」ということです。音はその人の気持ちや考え方で様子が変わります。何も考えずに吹けば平坦で何も面白みのないリズムに聞こえます。一方旋律は歌い方を考えたり、イメージを一つの音の中にこめると生きたものになります。単なる四分音符や二分音符、全音符などの単純な音符の組み合わせによる伴奏も、旋律を聞きながらどのように盛り上げるか、また旋律なりの歌い方を考えると、その伴奏は驚くほど生き生きとしたものになるのです。全音符をひたすら何十章節も吹くだけでも、抑揚はつけることができるのです。(私はサックスの中でもバリトンサックスを吹いていたので、伴奏面の歌い方はうるさいです)

 音の出し方にしても、単純に出すだけは誰でもできます。出だしのアタックの音は丁寧に出せているか。周りの音をしっかりと聞いて、出だしや音程などを合わせることができるか。これらも、全て考えないとまとまりのある合奏はできません。

 そんなことを部員達に言い続けていましたが、先日の合奏では、初めて「考えた吹き方」を聴くことができ感動しました。それは、旋律ではなく伴奏のパートだったのですが、何も言わずとも生徒達のほうから、独特な抑揚をつけてきたのです。こんなときは思わず鳥肌が立ちます。私は嬉しくなってしまい。「もう一度やって」と同じところを吹いてもらいました。私も素晴らしいと認めたので、生徒達は、それ以上の音を2回目では出すことができました。考えて演奏し、それが結びつくと音楽はより一層楽しくなるいい例だと思います。

 私はいい演奏の7割以上がこのような「考え」と「想い」だと思っています。(少し大げさですが)テクニカルな面も確かに大切ではあるのですが、自分達でどのような演奏をしたいか、どう歌いたいかを考えるだけで、表情がかなり変わります。

 私の大学時代に吹奏楽コンクールでしのぎを削っていた某大学は、テクニカルな面ではピカイチでした。テンポは狂うことなく、指揮者がいなくても、メトロノームがなくてもピタッと合うまで練習を重ねてきます。確かにいい演奏ですが、私の母校の演奏は、こう吹きたいとの情熱や気持ちを感じることができ、感動を与えられます。正確なのはいいですけど、プラスアルファ気持ちを入れるだけでも演奏は変わります。

 素人のくせに勝手なことばかり書き、吹奏楽をやっていた方々には申し訳ないと思っていますが、私はこれまでの経験でそう感じています。

 

<エピソードから学ぶ「取り組む姿勢」>

これらの考え方は勉強面にもつながると思います。私の所属していた大学の吹奏学部は、能力のある人を推薦でとったりしている学校ではなく、初心者から始めるバンドです。それでも、全国レベルまで持っていくことができる。それは、日々の練習を自ら考え、そして合奏するときには自分自身の考えを音にしてぶつけていく、そんな姿勢があったからでしょう。勉強面も、特別な能力がなくても、一つ一つの授業の中でどのように取り組んでいくかを一工夫加えるだけで、身に付き方が変わるのではないでしょうか。そして、自ら考えていくクセをつけていくと、いつの日か能力も上がってくると思います。

 

 部活を最近引退した中学3年生が多くいます。そんな3年生の皆さんは、3年間部活動を通して、私がこれまで書いたことを音楽ではなく、スポーツやその他の面で体験してきたと思います。また、部活動の顧問の先生からも話があったのではと思います。その体験を今度は学習面に当てはめてみてはどうでしょうか。最初はうまくいかないことがあるかと思いますが、その気持ちを持ち続けることにより、きっと成果を上げることができると私は信じています。また、今「考える」クセづけをしておくと、社会に出たときにも応用が利いてきます。社会に出てからも、学校の勉強ではありませんが、勉強はついて回ります。それぞれの分野にそれぞれの勉強がありますが、その勉強にも、この「気持ち」と「一工夫」があれば、乗り越えていくことができるのではないでしょうか。

 「何で勉強するんだろ?」と思っている生徒の皆さんも多くいると思います。今時点の私は、勉強は今後生きていく中での問題解決の力をつける」ことだと思っています。あの手この手と考えチャレンジしてみる。そんな姿勢をWIN&WINの授業で出せるように、私も生徒達に声をかけていこうと思います。

 

 まだ私自身も勉強について偉く語れないと思っています。私自身もこれから様々な経験を通して、「なんで勉強するの?」ということについて考え続けたいと思います。

 

~最後までお読み頂き、ありがとうございました。~