塾長の古田修一です。
8月も後半を迎えました。WIN&WINセミナーの熱い夏も終わろうとしています。昨年からスタートした小学生対象の夏期講習「サマーあいきゃん」では、30名を超える子どもたちが集まり、毎朝8時40分から一生懸命勉強に取り組んでいます。小学部の生徒たちは、無学年フラッシュを元気に唱和してからのスタート。お盆休み明け初の授業では、毎年恒例の「音読マラソン」を行いました。比較的長い文章を2時間かけて音読しますので、最初はつまずきながらの音読も、後半になると上手に読むことができるようになります。
中学部では、中学3年生は朝の特別演習から始まり、最後は夜の特別演習で締めくくります。特別演習と夏期講習をすべて取られた皆さんは、1日11時間の勉強をすることになります。最初は夜の時間帯に集中力が切れていた生徒も、後半に入ってからは「勉強体力」もつき、最後までもくもくと勉強に打ち込むことができました。
高校部の生徒は、授業時間以外にも、空いた時間は自習室を使い、自ら学ぶ姿勢がついています。さすが高校生。中学生のみなさんも見習ってほしいです。
毎年感じることではありますが、夏休みは大勢の生徒と朝から晩まで接していますので、生徒たちとのコミュニケーションを密にとることができる絶好の機会でもあります。また、教室内も1日中活気があり、忙しい中にも、楽しみも多くありました。夏の終わりが近づくと、少しさびしさも感じられます。
9月からは学校も始まり、いつもの生活に戻ります。夏期講習で身につけた勉強習慣を崩すことなく、継続してほしいと思っています。
<新潟豊実での自然体験から自然を考える>
今年のお盆休み期間は、父と母が暮らす新潟県阿賀町豊実へ出かけました。3年前の自然塾を開催した地です。以前の塾長の手紙にも書きましたが、今年5月から、さいたまに住んでいた両親が、老後の生活を充実させたいとの想いから移住しました。JR磐越西線豊実駅から徒歩0分の好立地に住んでいます。しかし、電車は1時間に1本あるかないかです。買い物をするにもコンビニエンスストアやショッピングモールまで車で40分かかるという、私たちからすると不便な場所です。日常生活をする上での買い物は、近くに酒屋さんが1軒、旅館のお店1軒がありますが、品物は毎日のように入荷するわけではありませんので、希望するものが品切れになっていることがあります。
不便ではありますが、自然の恵みがあります。水は買わなくても、山から流れてくる水をそのまま飲むことができます。山から各家庭に、パイプをつなぎ、飲料水として使っています。母はさいたまで、ミネラルウォーターを通販で毎月のように購入していました。移住してからも水を購入していたようなのですが、近所の人に、「水なんて買うんですか?」と笑われてしまったそうです。
また、野菜は畑で採れたものを食べることができます。スーパーにいかなくても、自然の恵みをそのまま得ることができます。自分の畑で採れた野菜を、ご近所の皆さんに分けながら、村全体で生活しているという印象です。私が滞在している間も、食卓に上がる野菜はすべて地元のもので、おいしくいただくことができました。
朝と晩は涼しく、日中も日陰に入ると心地よい風が流れてきます。そのためクーラーも置いてありません。さいたまの私の家では、寝るときにはクーラーがないと、熱中症になりそうなほど暑くなります。夏になると電気代がばかにならないのですが、豊実では電気代も抑えることができ、エコな生活も送ることができます。
豊実での生活を体験しますと、本来日本人は、このような自然の恵みをうけながらの生活を送っていたのだと感じます。便利で快適な生活を求めてさまざまな道具が作られ、それを乱用すると、自然を壊すことになります。エアコンなどは、フロンガスの影響で、使いすぎるとオゾン層を壊してしまい、地球温暖化の一つの要因になります。地球が温暖化すると、当然夏も暑くなりますし、そこでまたエアコンを使うとなると、さらに自然を壊してしまい、地球の温暖化も進み、悪循環となります。温暖化対策の「クールビズ」なども、今は定着していますが、それだけでは失ってしまった自然を取り戻すには足りない努力と感じられます。
しかし、自然の豊かさがある豊実でも、変化があるそうです。豪雪地帯と呼ばれているところなのですが、昨年の雪は少なかったようです。また、本来山で生活しないといけない猿や熊が、食べ物を求めて、村の畑まで来るようになったそうなのです。私の滞在中には見ることはできなかったのですが、猿は頻繁に現れ農作物を荒らしているそうです。畑には、猿除けとして微弱な電流を流す線を張っています。今回の滞在は、自然のことについて考える機会にもなりました。
<自然の中での教育>
今回は、私の子どもたちを連れて行きました。子どもたちにとっては、自然すべてが遊びの場でした。日頃は部屋にいると、テレビばっかり見ているような子たちですが、豊実にいるときは、毎日のように一日中外に出て遊んでいました。昆虫好きの長男(5歳)は、虫かごを肩からさげ、手には虫取り網を持ち、コスモ夢舞台が運営している田んぼや空き地に行き、虫取りをして遊んでいました。自然の中で飛び回り、虫を捕まえて喜んでいる姿を見ると、「ザ・少年」という感じがし、見ている私も心が和みます。
近くの川に遊びに行くと、時間を忘れて遊びに熱中しています。石を使って川の流れをせき止めて、小さなプールを作り、「ここが温泉。冷たいけど。」といい、もう一つ石でせき止めた比較的広いプールを「ここはおうち。」といって、長女(2歳)はごっこ遊びをしていました。
子どもたちはとにかく遊びをやめたがりません。熱中しているのです。比較的飽きっぽい長女も、川遊びでは帰りたがる様子を見せることはありませんでした。
コスモ夢舞台代表の佐藤賢太郎先生は、「子どもたちは自然の中で遊ぶことにより、集中力を身に付けることができます。」とおっしゃっています。実際に自分の子どもたちに体験させてみても、それが分かるような気がしました。自然の中にある本物を見させて触らせることにより、想像力も身に付けられそうです。
さいたまのような都会ではなかなか体験することができないことが、この豊実の地にはあります。WIN&WINセミナーは毎年自然塾を夏休みに開催していますが、今度は私の父の家も使えますので、豊富な自然体験ができる豊実自然塾を考えてみたいと今回の滞在を通して思いました。
自然のこと、子どもたちの教育のことを考えさせられた5日間でした。今後も塾に通ってくれている生徒たちのために、良いものが提供できるよう、考えていきたいと思います。
~最後までお読み頂き、ありがとうございました。~