ー前回までのあらすじ
冬王第四公園に現れた黒衣の男。
御成はそれがダークサイドの騎士だとにらみ、戦闘を開始。
しかしカイロ・レンと名乗った男の剣は空虚で、御成は剣をしまい話し合う選択をした。
むかしむかし、遥か彼方の銀河で…
マコト「御成ーーーーーッ!!」
マコト「貴様!御成に何をした!」
『ゲンカイダイカイガン!』
ことり「まってまってマコトさん、話聞いてなかったの?ゲキコウしないで。」
メイス「ダースベイダー…デススター…ファーストオーダー…アナタはアナキンの孫ってドーイウコトデスカ…」
レン「すまない。ここまでショックを受けるとは思わなかった。」
ことり「御成さんは、自分が亡くなって、いなくなった世界から50年くらいで起きた出来事を全部聞いて頭がパニックになったみたいだよ。」
マコト「つまりこのカイロ・レンは御成が死んでから50年くらい経った時代で死んで、この町に転生した転生者ってことか?俺にはそもそも御成が転生したって部分が理解できない。」
ことり「そこは察してあげて…御成さんだけど御成さんじゃないから…」
レン「そういう事らしいな。大きな戦争は何度も起きた。民間人の犠牲は計り知れないし、いくつかの星も滅んだ。」
メイス「何よりアナキンの闇堕ちっぷりが酷すぎて立ち直れない…映画三本くらい作れるヴィランになっちゃってたよ…」
ことり「孫のレンさんまで闇落ちしてたのはさすがにね…」
メイス「だがカイロ・レンよ。お前の最期は聞いていなかった。死の間際、お前はダークサイドから抜け出そうとしていたはずだ。」
レン「私の話などどうでもいい。」
レン「ただ、私を正しい場所に導いてくれた人のために命を使い果たした。それだけだ。」
ことり「レンさん…」
メイス「お前の前世は理解した。しかし使い果たしたはずの命がまた灯ったとき、この異世界でやり場のない感情に苛まれたのだとすれば、私と同じだな。」
レン「恐ろしいほどの虚無感だ。これなら死んだままの方がいくらかマシだったろうな。」
メイス「フッ…」
レン「何がおかしい?」
メイス「そいつは傲慢だ。」
メイス「私も私個人の使命が最重要だと思っていたし、間違いでなかったと今でも思う。特にアナキンやばいぞと言ってた私の正しさが今になって証明されたわけだが…」
メイス「そんな使命も失ってみれば、誰も気に留めん。時代を変化させるのは個人ではなく群衆だ。使命を果たしたとか、果たせなかったとか、一つ二つで人生の目的が終わると思うのは傲慢だ。」
メイス「この町に来て、使命より群衆の、他人の命ひとつひとつの方が大事なんだと気付いてからは…むしろ充実している。こいつは死ぬまで終わらないし、命を賭ける価値がある。」
レン「………」
レン「確かに、傲慢だったかもな。私が奪った命は、私ひとりの命で購えるような数ではない。」
メイス「そうだろうな。だが生きていれば、償い続けることも出来る。」
ことり「そうかもね。分かるかも。ラブライブを優勝したって、人生は終わらないもん。」
マコト「御成っぽいこと言ってるな。やはり御成は御成だ。」
ピコーン!ピコーン!
マコト「通信…超人課か?」
愛宕『あっ、マコトさん?今ね、町にコラブスっていうこないだの怪物がまた出現してるの!』
マコト「助けが必要なようだな。」
愛宕『うん!千砂都ちゃんは変身したら出てきたよく分からない子と戦ってて…課長たちが本体を倒すまで町を守って!』
マコト「千砂都とメルヴの戦闘回は随分前にやらなかったか?」
愛宕『時系列の説明だから余計な疑問持たないで!』
ことり「ウィンテルさんとエイラちゃんが本体を倒す回だよね?」
愛宕『だから時系列に余計なコメントしないで!』
バッ!
マコト「先に行くぞ御成!」
メイス「我々も行くか。」
レン「行ってどうする?」
メイス「見せてやろう、この町の姿を。」
千翼「ふッ…!」
千翼「はァッ!」
スパン!
千翼「やぁっ!」
ゴッ!
貴利矢「ほいさ~!」
ドゴッ!
貴利矢「そらそらッ!」
スパパン!
メイス「あいつらは七瀬千翼と九条貴利矢。色々あって肉体を失いデータ怪人となったが、平和を願う心は変わらない。」
ズシャッ!
ドドゥン!
タカオ「ヴァニア!」
ヴァニア「あらよっとォ!」
バゴォン!
メイス「タカオの義理の親は殺人鬼だ。彼女も後を追って地獄に落ちようとしたが、この町で家族に出会い安らぎを手に入れた。」
ゴッ!
ゴパッ!
ヒュッ…
アバダ「ほいほいっと。」
ドサッ…
メイス「あれはバッキーとヤマダ・タナカー。」
アバダ「アバダだよクソ御成!」
メイス「メイスだよクソヤマダ!」
メイス「バッキーは洗脳され、市民の殺人に加担させられていた。アバダは妹に肉体を譲り、500年間オモチャの中で孤独な暮らしをしていた。」
ライダダー「ずらぁッ!」
ボゴっ!
ライダダー「だ…だめずら…やっぱだめ…」
千歌「もぉ~仕方ないなぁライダダーは~。」
メイス「彼はライダダー。任務に失敗し、母星に帰れなくなった非力な異星人。」
レン「見るからに非力だ。あんな異星の者まで体を張る価値が、この星にはあるという事なのか…」
レン「くだらんな。」
ヴォォン…
スッ…
ドスッ!!
ヴォン…ヴォォォン…
レン「くだらないが…」
レン「面白い。今なら、誰も知らない私の罪を勝手に償うことも出来るか。」
メイス「そうだ、勝手にしろ。」
メイス「勝手に他人を救って、いい気分に浸るのは悪くない。」
ブォォン…!
ブォン!
ブォォン!
ブォンォン…
ブォン!!
『ゲンカイダイカイガン!』
『オメガウルオウド』
ことり「やあーーっ!」
ドドン!!
ザァッ!
ドッ…
愛宕『ありがとう、ことりちゃんたち!敵の本体は課長が倒したからもう大丈夫!』
ことり「ちゅん♪」
メイス「もう行くのか?」
レン「しばらく世話になる。」
メイス「………」
ことり「御成さん、泣いてるの?」
メイス「メイスだ。馬鹿げているな、大の大人がこんな事で泣くのは。」
メイス「だがまぁ…嬉しいのは確かだ。異世界転生も悪くない…な。」
ことり「えへへ、そーだね♪」
こうしてカイロ・レンが町に加わった。
アク劇おわり






























































