ある程度コレクション趣味のある人なら分かると思いますが、箱をズラッと並べると異様な満足感が得られるのがトランプの醍醐味。
違うんだかーちゃん、全部違うトランプなんだ!
Navigators Playing Cards
セオリー11という、トランプ界では有名なメーカーのデックのひとつ。
厨二的な派手なデックや、スパイダーマンやスターウォーズなどの洋画作品とのコラボデックも作っています。
ナビゲーターは同メーカーの中では比較的控えめなフルカスタムで、視認性が確保されています。
それでいてマークの配置を円形にしたり、エースをかっこよく飾ったり隙がないです。
箱はデザインに合わせた凹凸加工になっており紙の和紙っぽい手触りも非常によろしく、内側にも模様があってシールまで貼ってあります。なんかもう近くで見ると密度がヤバいです。
これだけ手間をかけても、他のフルカスタムのデザイナーズデックと比べて安価で手に入れやすいのもセオリー11の魅力です。
Dondrf Playing Card
磁器のような風合いが特徴の高級感のあるデック。
上品なカスタムで、レトロでシンプル。
手書き風(っていうかたぶん実際に手書き)の温もりのあるスートマークが非常にかわいい。
滑りも良いのでマジック向けですが、箱もエンボス加工してあってコレクション要素の方が高いので、大事に飾っておきたくなりますね。
Black Roses Vintage Casino Deck
Kickstarterでinnocentホロをキックした時に、アドオンで一緒に頼んだやつ。
超高品質、大人しいピンク基調の色合いがとても上品で、まさにプロマジシャン仕様と言って差し支えない素晴らしいデック。
スペードのAはあえてカスタムせずマークだけ大きくするとかオシャレすぎる。
箱の手触りもマット加工ですべすべしていて、恐ろしく高級感のある手触りです。
フラップもやたらデカくてカッコつけてます。
今では4個9600円+送料でカリフォルニアから取り寄せるしかない激レア品で、個数も1000個限定。
封印シールにシリアルナンバーが振ってあるタイプで、こういったデックはプレミアも付きやすくマニアの心をくすぐります。
FONTAINE Bad Boy Playing Cards
フォンテーンのガチャデック、5000sのひとつで、3000個限定。
こちらも裏と表の色合いが全く異なる個性的なデックです。
目がチカチカする色分けで、カーディストリーを披露すれば非常にカッコよく映ります。
なんかあんまタイトルとデザイン自体が関係ねぇなって意味不明なデックまであるからフォンテーンはほんと分からん。
FONTAINE Teddy Playing Cards
フォンテーンの5000sのひとつで、2000個限定。
いかつい武器を持ったかわいいテディベアのハズし感が可愛いデザイン。
色味を抑えたバックデザインに、うすいコーヒー色の表面がかわいいお気に入りのデックです。
Gemini Casino Turquoise Playing Cards
ジェミニカジノという、架空のカジノをモチーフとしたシリーズデックのターコイズバージョン。
見ての通りカジノ感のある上品なデザインで、ゲーム、マジックをクールにこなせるシンプルなカッコ良さが追求されています。
ゴールドのシールも貼ってあってゴージャス。
コレでマジックやったらそりゃカッコいいよね…ってなる魅力的な一品。
ただ写真3枚目のように、印刷がズレてボーダーに太い所と細い所があるので、ファンなどをするとちょっと綺麗にならないです。
トランプはたまにこういうミスがありますが、不良品ではなく個体差という扱いです。
Bicycle Funky Flowers Playing Cards
本根康之氏という、日本のイラストレーターが作ったデック。
毎年色んなテーマのデックを発案していて、集めたくなるんですがバイシクルとしてはちょっとお高いので躊躇してます。
レトロフューチャーな紫色のデックが前作で、今作はそこに派手な色の花を敷き詰めた美しいデザインになっています。
絵札が日本のイラストって感じがして馴染みがあって良いですね。
Montauk Hotel Burgundy Playing Cards
モントークホテルという、架空のカジノホテルをモチーフとしたデック。
見ての通り高級感を全面に押し出したデックでカードの質感も最高ですが、箱の品質をちょっと控えめにして手に取りやすい値段に収まっています。
封を開けずに置いとくだけで十分なインテリアになり得る、とても優れたデックだと思います。
Superfly Phantom Playing Cards by Gemini
福袋で出ました。
カーディストリー向けの派手なカスタムが魅力の、スーパーフライシリーズのファントムバージョン。
モダンアートにこだわってビビッドなカラーリングが多いシリーズの中では、黒と緑基調で大人しい部類になります。
それでもマークの一個だけに派手なカスタム形状を入れたり、演技中に一瞬現れるだけのフェイスが印象的に見えるよう工夫されています。
カーディストリー用のデックはボーダーレスでもっと雑然としたデザインのカスタムが多いので、これでもかなり控えめな方です。なんならゲームも遊べるほどの、受け皿の広さを意識したように思います。
ふだん絶対に自分では買わないようなデザインなんですが、手に取って遊んでみると案外まとまりが良くて綺麗なデックだな〜という印象。
今回はここまで。
トランプは調べてみると、有名デザイナーとか有名シリーズみたいなのがあって、新作や過去のバージョンを見てみると集めたくなるなっちゃうんですね。
バイシクルなんて色々ありすぎて正確に全部のデックを把握してる人なんていないんじゃないかと思うくらい。
ただしこういう物にプレミアがついている場合も多く…希少価値なんかが分かってくると、普通にコレクター趣味として奥深くて楽しいです。
以上です。
雑記おわり