フィギュア報告会 第139回 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

がおーっ!
がおがおーがおがお!
がおがおがおーがお?

今回は仮面ライダービーストより、S.H.Figuarts 仮面ライダービースト(真骨彫製法)と、ビーストマント(真骨彫製法)の簡易レビューを行います。

個人的にダブル〜ウィザードまでの2号ライダーの立ち位置が好きで、真骨彫化されれば三体とも手に入れたいところ。
アクセル、ビーストが実現したので、残るメテオにも期待を寄せながらレビューしていきたいと思います。

まずは箱。



いつもの真骨彫パッケージ。
マントはビーストが四体写ってて、ちょっとシリーズで並べた時の統一感がないかなと思ったりしますが。

本体を見てみましょう。



基本構造はウィザードと同じなので、スタイリッシュアクションを取れる素体はよく動いて楽しいです。
さらに胸板の厚さがビーストらしさを表現し、全身の金の塗装は高級感のあるたいへん美しい仕上がりです。


所持しておりませんが、旧アーツがあまりにも不評らしいですね。私も購入を迷っていたところ真骨彫の案内があったので飛びつきました。
本作はそういった不満をきちんと解決した、真骨彫らしい決定版のビーストを実現しています。


腕輪の装飾が精巧で、墨入れもされているので非常にリアルです。


ビーストドライバーは扉の開閉が可能。
ただ劇中では閉じてるシーンが無かった気がするのであまり意味のある機構ではないですが、ポージングの際に指がガンガン当たる部分なので破損を避ける目的で閉じておくのにはかなり有効です。


だいたいのアクションを難なくこなせますが、相変わらず襟と顎が干渉してアゴが引けなかったりします。
また股関節の開脚が固くて、ちょっと動かす時に怖いです。

付属品を並べます。


まずはビースト本体の付属品。
武器と手首だけというシンプルさ。マヨネーズくらい付けてくれて良かったのよ?
ウィザードシリーズは指輪の仕様に力を入れているので、そっちを見て満足してねって言われてる印象。



その指輪がこちら。
非常に細かく、かつ複数の彩色もされた驚きの精密さ。
これらは全て、手首などのピンに差し替え接続が可能です。
しかもウィザードの時に不満だった差し込み口の甘さも解決しており、スクッとハマります。




ダイスサーベル。
長短の差し替え再現が可能なほか、ダイヤルを回すと中のダイスが回転したり、ライオンの目に極小の塗装がしてあったりと相変わらず小物の完成度が高いですね。


かなり残念なのが、ごっつぁん用手首が全然合掌にならないこと。これじゃ気功砲なんですけど…
旧アーツはこれ用に一体成型の手首が付いてたのに、どうして省いたのか…今作はこうした細かい詰めの甘さが気になる点が多いです。

さて、今度はビーストマントの紹介です。


箱にはマントだけが四つ並んでいます。
これだけで4400円なので一個1000円が安いのか高いのか…ビースト本体7700円と合わせると12100円という高額商品になってしまいます。
ビーストは変身するたびに必ずと言っていいほどマントを装備するので、必需品となりますが…果たしてその価値に見合うのかどうか難しいところです。


まず最大の問題として、差し替え部分の軸が緩くて装備しながら動かすとすぐ外れてしまいます。
Twitterなどで確認するとどうやら個体差ではなく仕様なので、真骨彫らしからぬ失態と言えるでしょう。
ひととおりポージングを終えてから最後に取り付ける形でないと、とてもじゃないですが扱えません。
それなのにマントはポージングと一緒にアクションさせないとイメージが掴みづらく、私のように細かい所までこだわりたい人には相当ダメな仕様です。

とにかく一個ずつ撮影します。





見た目は非常によろしく、更にこれが布製で動くという事実に期待感が高まりますが…実際は布ではなくビニールなどポリマー系の素材で、かなり硬いです。


なのでウィザードのようにヒラヒラとアクションを付けられず、ギシギシ動かす感じ。
まぁ光沢感は綺麗に再現出来てて、見た目の美しさを優先したのかなと納得するしかないですね。


ヒラヒラとした質感にならず、無理して動かすと折り目がついちゃったりしてあまり褒められた出来では無いです。これでも真骨彫チームがかなり苦心して出した答えのようなので、受け入れるしかないんですよね…


構図でうまく誤魔化すしかないのが現状。
表面の質感重視で、可動はオマケくらいのスタンスでないとストレスを感じてしまうかも。

以下よりアクション。





股関節が硬かったりして、真骨彫としては扱いづらいというのが正直な感想。
プロポーションの良さでカバーしてあげましょう。



特に気に入っているのはケツの造形ですね。
これだけ激しく足を動かしても肉感と力強さのあるケツの造形がブレないんですよね。





う〜んさすがウィザード素体。




どうしてもマントが硬そうな印象になっちゃいますね。


ちなみにマントは左肩にも装着できます。
設定にはないですがこういうロマンが体現できるのは玩具ならではの魅力ですね。




1号と。
仲良しで撮るとほっこり。


ていうかウィザードカッコよすぎる…どうなってんのこの色気…


以上で撮影を終わります。

本体・マントともに多少の扱いづらさはあるものの、ポージングさえ完成してしまえば全てを許せるクオリティに到達するのは流石真骨彫といったところ。
ついつい時間を忘れてたくさん写真を撮ってしまいます。
ただやっぱりマントは、光沢感を捨てて扱いやすい柔らかい素材にした方が個人的には良かったかなと。

さてウィザードシリーズは出るとすればフレイムドラゴン、インフィニティ、できればビーストハイパーくらいでしょうか。
ドラゴンはオプションパーツセットとしてオールドラゴンとか出るかな、とか色んな妄想が出来る時期ですね。とにかく次の一手には大いに期待しています。

以上です。

報告会おわり