でも周りがきっちりキャラクターを立てていたので、そのワケ分からなさが逆にオンリーワンのキャラになっちゃってた…
お前はそんなヤツだよ、なぁ内海?
今回は仮面ライダービルドより、S.H.Figuarts仮面ライダーマッドローグの簡易レビューを行います。
割と大繁盛してる雰囲気のビルドアーツですが、本作も金型の使い回しが効く箇所が多く、余裕で商品化されたような印象があります。
なんにせよ6人目のライダーまで立体化できる恵まれた仮面ライダービルド、その完成度はいかに。
まずは箱。
たぶん事前に予想して自分が作っても同じものになるくらい見慣れた。
本体を見てみます。
ホワイトは発色よく塗装されてるとフィギュア映えするんですけどねー…
この小ささですから、さすがに塗装の乱れは散見されますが、遠目で見れば違和感はありません。
ちょっと気になるのがベルトがほんの少し緩い点ですね。もともとビルド用に設計されたビルドドライバーをナイトローグ素体に巻いたって感じで、微妙に腹囲が合ってません。
素体使い回しの弊害というのは、少なからずありますね。
新規造形ならコレが出来るレベルを目指して作るはずなので、非常に残念です。
我々が『ビルド』に求めてるものって、経験豊富な役者が生み出したキャラクター性だと思うし、ビルドはそこが一番ウケてると思うんですよ。
それをないがしろにしてるのはやっぱり切ないですね。
付属品を並べます。
内海といえば…みたいなアイテムもいくつかあったと記憶してますが、その手のものは全く付属せず。
ただし余計なフルボトルが一本も付属しないので、ドライバーから抜かないとスチームガンにボトルを差し込む遊びが出来ません。
まぁローグとかから借りれるので困るわけではないんですが、相変わらず気が効かねぇなって思う。
以下よりアクション。
紫のライダーがヒーローとして二人もいる作品はしばらく出てこない気がしますね。
しかもこれだけガラが悪くても任侠映画ではなくヒーローものらしい。
内海はこのシーンで全て許された感はある。みんな意味分からない人を受け容れた。
実はマッドローグのデザイン自体は、あまり好きではなかったりするんですが…実際に立体物を手に取ると、意外と煙突なんかの造形が立体的でカッコいいんですよね。
劇中は大した活躍もなく、エボルドライバーの販促に使われたようなライダーでしたが、内海自体が面白いので買うに値したという…ほんとに不思議なライダーです。
アクションフィギュアとしては、よく動くし射撃と斬撃ができる武器もあり、造形塗装も細かいのでかなり上等なフィギュアと思います。
ただボトルが余計に付属しなかったりと、所詮は使い回しの省エネ商品じゃねぇかとつまらない気持ちになってしまうのが、いつものバンダイクオリティで残念な点ではあります。
以上です。
報告会おわり