フィギュア報告会 第122回 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

色んな事情で劇中のキャラクターが安定せず、意味不明なキャラで終わった悲しい人。
でも周りがきっちりキャラクターを立てていたので、そのワケ分からなさが逆にオンリーワンのキャラになっちゃってた…
お前はそんなヤツだよ、なぁ内海?

今回は仮面ライダービルドより、S.H.Figuarts仮面ライダーマッドローグの簡易レビューを行います。

割と大繁盛してる雰囲気のビルドアーツですが、本作も金型の使い回しが効く箇所が多く、余裕で商品化されたような印象があります。
なんにせよ6人目のライダーまで立体化できる恵まれた仮面ライダービルド、その完成度はいかに。

まずは箱。



もはや見慣れすぎたデザインのビルド箱。
たぶん事前に予想して自分が作っても同じものになるくらい見慣れた。

本体を見てみます。



ほぼナイトローグな素体なので、まぁ〜低予算で済んだでしょうなぁ。


しかしながら各所の幾何学迷彩が新しく、8割くらい同じ造形とは思えない新ライダーとしての存在感があります。


残念ながら白はほとんどが成型色。
ホワイトは発色よく塗装されてるとフィギュア映えするんですけどねー…


エボルドライバーは新規造形。
この小ささですから、さすがに塗装の乱れは散見されますが、遠目で見れば違和感はありません。
ちょっと気になるのがベルトがほんの少し緩い点ですね。もともとビルド用に設計されたビルドドライバーをナイトローグ素体に巻いたって感じで、微妙に腹囲が合ってません。
素体使い回しの弊害というのは、少なからずありますね。


印象的なメガネを直すような仕草も、ご覧の通り全く顔に手が届きません。


色々工夫すれば届くようになりますが、手首の根元の可動が悪いので何をやってるか分からなくなるという。
新規造形ならコレが出来るレベルを目指して作るはずなので、非常に残念です。
我々が『ビルド』に求めてるものって、経験豊富な役者が生み出したキャラクター性だと思うし、ビルドはそこが一番ウケてると思うんですよ。
それをないがしろにしてるのはやっぱり切ないですね。


まぁ写真なら誤魔化しは効きます。

付属品を並べます。


こんなモンっすよ。
内海といえば…みたいなアイテムもいくつかあったと記憶してますが、その手のものは全く付属せず。


手首パーツはナイトローグと造形が同じなので、雰囲気のある鷲掴み平手も付いてます。


ネビュラスチームガンもいつもと変わらず。
ただし余計なフルボトルが一本も付属しないので、ドライバーから抜かないとスチームガンにボトルを差し込む遊びが出来ません。
まぁローグとかから借りれるので困るわけではないんですが、相変わらず気が効かねぇなって思う。

以下よりアクション。




造形のレベルが高く、首もよく動くので内海らしいポーズにはすぐ辿り着きます。



やはり大型の武器はアクションフィギュアで遊ぶ時に楽しくなります。


そして内海といえばこのスタイル。






戦闘はド素人、パワー任せのケンカスタイルっていう、劇も終盤のポッと出のライダーにはすごく似合うファイトスタイルでした。



二人のローグ。
紫のライダーがヒーローとして二人もいる作品はしばらく出てこない気がしますね。


このメンバーで地球を救うVシネがあるらしい。
しかもこれだけガラが悪くても任侠映画ではなくヒーローものらしい。



最後はこれにたどり着く。
内海はこのシーンで全て許された感はある。みんな意味分からない人を受け容れた。


以上で撮影を終わります。

実はマッドローグのデザイン自体は、あまり好きではなかったりするんですが…実際に立体物を手に取ると、意外と煙突なんかの造形が立体的でカッコいいんですよね。
劇中は大した活躍もなく、エボルドライバーの販促に使われたようなライダーでしたが、内海自体が面白いので買うに値したという…ほんとに不思議なライダーです。

アクションフィギュアとしては、よく動くし射撃と斬撃ができる武器もあり、造形塗装も細かいのでかなり上等なフィギュアと思います。
ただボトルが余計に付属しなかったりと、所詮は使い回しの省エネ商品じゃねぇかとつまらない気持ちになってしまうのが、いつものバンダイクオリティで残念な点ではあります。

以上です。

報告会おわり