ー前回までのあらすじ
前日の戦闘を終え、ウィンテル以外が基地に集合していた超人課。
幸太郎がおっぱい圧地獄に悶えるなか、二人ではけた真姫とエイラは喫茶店でウィンテルへの気持ちについて語り合う。
真姫はウィンテルを好きだと言い切るが、この関係のままが良いと願望を口にした。
そして、ひとりウィンテルに会いに行ったリーネは…
ウィンテル「リーネ、そろそろいいか?」
リーネ「ふぁっ?ごめん、安心しちゃった…」
ウィンテル「しかし急にお前が『いつでも抱きつきたい』とか言い出した時はどうしたんだと思ったが、やってみると今まで肉体を共有してた時の感覚に似てるんだな。」
リーネ「でしょ?不思議なことに、懐かしい感覚なんだよね。」
ウィンテル「そんで?昨日のことについて話したいんだろ?」
リーネ「うん、幸太郎くんが気絶しちゃて、強い敵が現れたあと…」
ザッ、ザッ…
ウィンテル「幸太郎がぶっ倒れちまった今、俺しか超人課を救えんなぁ。」
エイラ「そんなワケあるかよバカ!お前はその姿じゃ危ないから戦うな!」
愛宕「そうよ、ダメージが分からないなんて…危険すぎる!」
ウィンテル「鈍らせたくないんだよ、せっかく掴んだ感覚なんだ。それに、今日はリーネだっている。ずっとシグマでは戦わないさ。」
真姫「………」
ダッ!
ウィンテル「振り切るぜぇ!」
ウィンテル「アーーーマゾォーーーン!」
ガッ!
ゴォッ!
ガッ!
ギュルッ!
ドゴゴッ!!
ザザザァッ!
ウィンテル「あー軽い、まじでヌルヌル動くわこのフォーム。」
バァッ!
ガガッ!
ドッ!
ガッ!
ガガガッ!
ウィンテル「っ!」
ドパァン!!
ウィンテル「うおっとぉ!?」
ズザァッ!
ウィンテル「…くそ、全然痛くねぇや…やっぱ痛みがないってのにはまだ慣れないか…」
リーネ「こういう時は、二人で一緒に…ね?」
ウィンテル「リーネ…そだな、アレやるか!」
シュゥゥゥゥ…
サアッ…
チャッ!
エイラ「おっ、アレが来るか?」
リーネ(いくよ、うーちゃん!)
ウィンテル「あいよぉ!」
『変身!!』
ウィンテル「………」
リーネ「………」
ウィンテル「やっぱダメだわ…」
エイラ「おい、変身できないのかよ!?」
リーネ(やっぱりなれないね、仮面ライダー焔龍…)
ウィンテル「しょうがねぇ、こっちで行くぞ!」
リーネ「うんっ!」
ダダァッ!
ウィンテル「ゼイドラとの一件以来、どうしても仮面ライダー焔龍にだけは変身できない…」
リーネ「何か、見えない条件があるんだろうね。」
ウィンテル「考えたくないが…」
ウィンテル「あの時はバーザムさんが死んだ。もしかしたら、あれくらいのショックがないと、あのフォームには…」
リーネ「そんなことないよ!」
リーネ「私たち二人の力が、そんな悲しいことでしか発揮できないわけがない!」
ウィンテル「リーネ…」
ウィンテル「悪かったな。そうだ、あのフォームは本当に必要な時を待ってるんだ。きっと俺たちなら使いこなせる。」
リーネ「うんっ!」
ピピッ!ピピッ!
ウィンテル「ん、通信か。」
うつつ『課長、緊急連絡。』
ウィンテル「どうした?」
幸太郎『んぶっ…んむぐぐーっ!』
ウィンテル「おっぱい圧地獄の音が聞こえるがどうした?」
うつつ「さっきメールが一件来てて、大事な話があるから会って欲しいって人がいるの。」
ウィンテル『…誰だ?』
うつつ「えっとね、それが…」
その4へ続く
おまけ
エボルト氏、内海のために新しい難波ステッキをドイツに買いに行くの巻。
うそです。
傘の工房を見学した時の話で、でも絵面がどう見ても難波ステッキの買い付けでした。