冬王第三公園に怪人の出現報告あり。
超人課のウィンテル、超人特殊犯罪対策班から出向中の野上幸太郎は、現場へ急行した。
幸太郎「怪人の出現報告は1体…あいつかな?」
ウィンテル「おいおい待てよ、あれ羽川か!?まさか怪人に…!」
幸太郎「いや、今少し動いたよ。速攻で片付ければ救出できそうだ。」
ウィンテル「なら…!」
ウォォン!
ウィンテル「人命優先だ、まさか見てるだけなんてことはないよな幸太郎!」
幸太郎「もちろん、やってやるさ。」
ウィンテル「おぉぉッ!」
『MISS!』
ウィンテル「んあれっ?」
バシィン!
ウィンテル「くあっ!」
幸太郎「何してんだ課長!しっかり振り抜け!」
ウィンテル「いや、今のは…」
『MISS!』
幸太郎「はっ?」
バシィン!
幸太郎「っ!?」
幸太郎「どういうことだよ、俺はちゃんと当てたぞ!」
ウィンテル「俺も当てたよ!だからおかしいんだってば!」
幸太郎「…こいつはアレだな…」
幸太郎「こないだ冬王鎮守府からも報告のあった『バグスター』だ。ウチの班でもある程度把握してるけど、どうやらゲーム属性の攻撃しか通用しないらしい。」
ウィンテル「待て待てそんならおかしいぞ、くっそメタな発言だが仮面ライダーは数えきれないほどゲームになってる!」
ジリ…
幸太郎「…これはあくまで予想の話なんだけど、仮面ライダーは敵怪人の力を使う戦士だ。その怪人を倒す力に特化していると言っていい。」
ウィンテル「つまり…?」
幸太郎「俺は『イマジン』の属性に特化し過ぎてる。あんたなら『ドーパント』や『アンノウン』。俺たちじゃ濁りがなさ過ぎてゲーム属性が出せないのかもな…くそっ、また運が悪い…」
ウィンテル「どうすんだよ、このままじゃあ羽川が…!」
幸太郎「分かってるよ!無理にでも艦娘やウィッチを呼び出すしかない!」
ウィンテル「そんな時間ないぞ!羽川がいつ消滅するか分かんねーだろ!」
幸太郎「ならもっとよく考えろよ!課長はお前だろ!」
リーネ(あ、あの、わたしなら…)
バシン!バシィン!
ウィンテル「!?」
大我「お前ら退がれ。」
幸太郎「…あんたは…」
幸太郎「花家大我か。」
大我「そいつは怪人なんかじゃねー、『病気』だ。病気は医者が治すもんなんだよ、素人が余計な事すんな。」
ダッ!
大我「第弐戦術、ミッション開始。」
バン!バン!
バシバシッ!
グォォッ!
ガチン!
カッ…
バン!バン!バン!
ウィンテル「すげぇ…!」
ズザザザザーッ…
ガギョン!
ウィンテル「ライフル!?」
ドギューン!
バサッ…
ビシシィッ!
パンッ!
大我「ライフルモード。」
ガシャン!
ドギュゥン!
ドバァン!
ガシャン!
大我「ザコが。第伍拾戦術まで使う必要は無さそうだな。」
『ガッシューン…』
ガシャット!
『キメワザ!』
『バンバンシューティング!クリティカルストライク!』
ギュィィーーーン…!
ダッ!
バァッ!
大我「うらァ!!」
バゴォン!!
ズシャッ…
大我「ミッションコンプリート。」
ドンッ!!
ウィンテル「花家大我…仮面ライダースナイプ…ゲーム病専門医…」
幸太郎「やるね、なかなか。」
チャキッ!
ウィンテル「ちょ、なんだ急に銃向けんなよ!」
大我「…忠告しとくぞ、アクセル、電王。」
幸太郎「あん…?」
大我「ゲーム病には関わんな。忠告はしたぞ、次に会ったら…」
大我「お前らを撃つ。」
ウィンテル「!!」
ザッ…ザッ…
ウィンテル「………」
シュゥゥゥ…
幸太郎「ああいうのには、あんまり関わりたくないよね。」
リーネ(うーちゃん…あの人、強いけどなんだか怖かったね…)
ウィンテル「ああ…だがあの手の男は何か事情を抱えてんのが相場だ。今は観察するしかねぇな。」
幸太郎「17時だ。俺も帰るよ。」
ウィンテル「おいおい幸太郎、せっかくだから飲みにでも行って親交を深めるってのはどうだ?」
幸太郎「ふざけてんの?俺は未成年。」
ウィンテル「…とっつきにくいのはどっちなんだかねぇ…あ、羽川忘れてた!」
?「あの男…やはり情報は確かなようだ…」
チャリンチャリン…
アク劇おわり
今回初めて、エグゼイド素体で真面目にアクション撮りましたが楽しい…!
微妙な足の位置とか手の角度の加減がつけやすくて、腰もかなり自由に回るので捻りのあるいいアクションが取れますね。
アギトバーニングとアクセルトライアル、真骨してくんないかなぁ…