アク劇 acl.17《壊れかけのレディ その3》 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

ー前回までのあらすじ
ルカの修理のためにソラさんに調べてもらったウィンテル。
そこでソラさんが見つけたのは、ルカに巣食うモビルスーツのようなウイルスの存在だった。
AGE-2ダークハウンドとVダッシュガンダムを駆り、ウィンテルとチュパさんはルカのAI世界へ侵入しようとしていた。

ソラ「だからやめてって言ってるでしょその呼び方!」

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ウィンテル「操縦席の準備は万端です!」

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ソラ「…あのねウィンテルさん。自分はちゃんとした椅子なのはいいんですけど…」

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ソラ「この上にくっついてるゲンドウ取れないんですか?ていうか取って、すごく鬱陶しい。自分なんかこのイス買ったときに速攻で捨てたん
ウィンテル「無理ですね。」

ソラ「無理なの?せめて理由を聞かせてほしいんですけど、これ乗っけてるだけのよう
ウィンテル「無理ですね。」

ソラ「…自分、前回と前々回と、ずっとあなたのネタに付き合わされてるだけなんですけどどうしてくれんの。」

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ウィンテル「さぁ、行きましょうソラさん!ウイルス退治の開始だぜ!」

ソラ「………」

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ソラ「レッツ…」

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ソラ「インストール!!」←ヤケクソ








ー電脳空間ー
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ヴヴヴヴヴヴ…

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シャキーン!

ソラ「到着!」

ウィンテル「ウェーイ!着いたぜ!」

?「こんにちわ、ソラさん、ウィンテルさん!」

ソラ「おや?」

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ルカ「このたびは、わたしのためにこのAI世界まで来ていただき、ありがとうございます!わたしはAI世界でのルカです!」

ウィンテル「おっ、ルカだ。あれ、でも変だな、うちのルカっつったら『初めまして!巡音ルカです!』から始まって『初めまして!巡音ルカです!』で終わるポンコツのはずなのに…」

ソラ「始まりと終わりが同じポンコツですよね、確か。」

ルカ「そうなんです…ですが、現在わたしはウイルスの影響で一部のAIが破壊されたために、このような普通の性格になっているんです。」

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ウィンテル「あっ、そうですか、要するに破壊されたことで却ってポンコツじゃなくなったわけね。もういいかそしたら、ソラさん、帰りましょう。」

ソラ「一件落着ですね。」

ルカ「えっ?」

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ルカ「待って!待ってください!今はいいですけど、このままウイルスの浸食が進めば本当に破壊されてしまいます!」

ソラ「…とはいえ今の状態が正常ですからね…なんというかやる気が…モチベーション上げるの大変なんですよ、ほんと。」

ウィンテル「ですよねぇ、今だって趣味はゲームがメインって言ってましたもんね。」

ルカ「こうなったら…」

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ルカ「初めまして!巡音ルカです!オイラを助けておくんろ!困ってるナリヨ!初めまして!」

ウィンテル「うわぁーっ!ルカが突然前にも増してポンコツ発言を!」

ソラ「腕の向きが気持ち悪い!こ、これは放っておけませんね、助けましょうウィンテルさん!」

ルカ(うわぁ~チョロい。)

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ガシィン!

ソラ「むっ、さっそく現れたな!」

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ギコォーン…

ウィンテル「ザクか!しかもtanishiさんの予想を裏切るただのMS-06!

ルカ「あれはウイルスの子分のようなものです、あれが大量にわたしの内部にインストールされて、AIを破壊して回っているんです初めまして!」

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ソラ「ウィンテルさん、ここは自分に。いい加減普通の活躍がしたいですからね。」

ウィンテル「ザクなら一人でじゅうぶんですね、お任せしますよソラさん。」

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ゴオオッ!

ソラ「いきます!」

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スッ

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ヴィィィィン!

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グワッ!

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ブン!

ソラ「遅い!」

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ズバァァァン!!

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ドガァン!

ソラ「ふっふっふ…この風、この肌触りこそ戦場よ!ふははははは!」

ウィンテル「おお…ソラさんが鬱憤を晴らすべく高まっている!」

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ルカ「こんな風なザクがたくさんいますので、それらを倒してAIの破壊を防ぎながら、深部に潜むウイルス本体をやっつける、というのが今回の目的です初めまして。」

ウィンテル「なるほどね。なんかゲームみたいでいいじゃないっすか?ソラさん!」

ソラ「そうですね、こういうのは自分向きだと思いますよ。まぁ今のところは楽勝ですね、ガンガン攻めましょう!」

ウィンテル「イエッサー!」

こうして、ウイルスの本体を目指すお二人の冒険が始まりました初めまして。

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最初は、一機撃墜するごとにお二人とも「俺最強!」とか「ひとつ!ふたつっ!」などと掛け声をかけてハイテンションだったのですが、現れる敵はどれもこれもザク、ザクザクザク…

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ザクザクザクザク…

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ザクザクザクザク…
次第にお二人のモチベーションが(特にソラさん)落ち始め、ソラさんが『これすげぇ作業ゲー、だるいなぁ』と言い始めたあたりから残弾数の管理も適当になってしまいます初めまして。
気づけば、場当たり的に撃つだけのクソゲー感でモチベーションは崩壊し、お二人の精神は疲弊しきっていたのでした初めまして。

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ソラ「まずいですウィンテルさん、気づいたらライフルの弾があと一発に…」

ウィンテル「あー、まぁいいんじゃないですか?ザクならなんとでもなりますよ。」

ソラ「それもそうですね。」

ルカ(…ボスがいること忘れてないですか…?)

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ガシィン…

ウィンテル「ん?」

ソラ「あれ?」

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バン!

ルカ「あ、あいつです!あいつがウイルス本体のモビルスーツです初めまして!」

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ウィンテル「なるほどね、ついにボスのお出ましってわけですか。」

ソラ「νガンダムとは、なかなかラスボスらしい機体が出てきましたね…ふふ…」

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ウィンテル・ソラ
(まぁ、忘れてたけどね!)

大丈夫なのか、νガンダム相手にそのモチベーションで大丈夫なのか!
次回より決戦の幕開け!

その4へ続く

おまけ
先日、某提督からまたしてもキラーパスが来ました。
どうやら6月11日はリーネの誕生日らしいです。
知らなけりゃあスルーできたのに、某提督の大変なご親切はまさに鬼畜の所業です。
アバターにしといて祝わないわけにもいかないので、ものすごくやっつけですけど写真を一枚撮りました。
リーネちゃんどうも本当に、あなたの体を痛い目にあわせまくって申し訳ないです。
これからもよろしく、誕生日おめでとう!

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花束とかそれっぽいミニチュアがなかったので、ハッチさん買ったときについてきたレゴのサメを贈りました。

エイラ「ウィッチは戦闘中に海に落ちることもあるからナ。縁起でもないナ。」

リーネ「ふぇぇ…あ、ありがとぉ…」

おまけおわり