ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

今回はアニメGQuuuuuuXより、S.H.Figuarts ニャアンの簡易レビューとなります。


本編の内容的にはこれからの二人が大事ってとこで終わってしまいましたが、それなりに愛着がある状態で終われたので良かったです。

特にニャアンは終わった後に「あれ?俺こいつ好きかも…」と思い始めた珍しいキャラで、ちょうどアーツが出たので予約しました。

マチュは…なんかごめん…


見本ではちょーっと不安も残る感じだったんですが、まあまあ良い出来になっていたのでレビューしてみます。


まずは箱。




窓付きパッケージ。

これよく出来てるし、二人とも一般販売で良かったんじゃないかな…

水星であんまり結果が出なかったのが要因なのかな、などと思ってしまいますね。


本体を見てみます。




劇中の独特なプロポーションがうまく再現されています。

基礎から作り込んであるので、おや?と思う箇所も少なく、全体的に良い感じです。

やっぱね、ラクスの悪夢を経験した後だとどうしても警戒するって…

最も悪い例として報告会を撮っておけばよかったかなぁ…



華奢な体型で小さめなんですけど、各部の可動機構は「どうしても必要」という部分を省かず押さえているので、分割線は割と目立ちます。

しかし効果が高いので納得できるアクション性です。

ジャケットの下部分が分割されていて、これが当初は腰側に張り付いてるのかと思ってましたが、ジャケット上部分と接続されていました。

なので、腰を回すとジャケットがズレるといった事は起きません。



首は肩側と頭側両方に可動域があり、ご覧のように深く下を向けます。

更に後ろ髪もfigmaのように跳ね上がるので、動きのついたポージングが可能。

後ろ髪は3パーツに分かれてますからね、なかなか気の利いた構成です。



上も自然に向けます。

これはオープニングの走るアクションの再現に有利です。



上半身は反り返りの動きが得意で、肩もよく動きます。

しかし肘の可動が甘く、スマホが付属してるのに通話のポーズが取れないのが残念。


あと問題は手首で、シャツの袖パーツを挟んで手首のボールジョイントをはめる方式になっています。

この袖が狭いせいで手首を外すのが非常に難しく、爪を立ててパーツに食い込んだりしてしまいます。

そして手首をはめる部分が極小のボール状なので、耐久性に疑問があります。

例を挙げると、開封して数分で破損したキュアアムールの手首と同じ仕様で、付け替え時に破損する恐怖が付き纏います。



スカートは前後の分割式で、股関節は引き出し機構付き。

おかげで見た目は悪くなるもののスカートキャラとしては大きな可動域が確保できています。



このように走るポーズを簡単に再現できます。

軟質パーツの性質上、あまり長時間このままにしていいポーズではないです。




身長比較。

1/12サイズですね。最近のfigmaなんかと並べても設定通りな感覚。


付属品を並べます。



4つも表情が付属しており、小物も少なくないので遊びの幅は割とあります。


まずはフェイスパーツをアップで見てみましょう。



通常顔。

「こんな顔だったかな?」と違和感はありましたが、実際こんな顔なので大丈夫でした。



笑顔。

かわいい。



ジト目。

どこでこんな顔したかな?とは思うけど、マチュとお揃いだからいいんだ。



困り顔。

この顔はけっこう多かった印象。



照れ顔。

これもあんま印象にない。

でも可愛いから許す。



サングラスは、それ専用の前髪と一緒に差し替えて再現。

フィギュアのサングラスは色んな遊び方ができるんだよなぁ。



コンチ。

4本足は根本がボール軸で可動。

前2本は根本が一軸可動。

頭に乗せる時の補助はなく、バランスよく乗せるだけの仕様。



スマホと専用持ち手。

持ち手は両手付属。



普通の持ち手も付属しているので、ハンドガンを他から調達すれば上司を撃つ時のポーズも可能。

ただし保持部は狭いので、長時間持たせると変形の可能性あり。



1/144プラモジフレドのサーベルが持たせられました。

このサーベルかっこいいよね。


基本スペックが高めで、遊べる付属品もあるので、アイデア次第で色んな事ができるベースがあるフィギュアになっていると思います。

それだけに、手首の耐久性に不安があるのが本当に残念。


以下よりアクション!





かなり線が細いキャラデザインなので、いつもと少し違ったポージングになって楽しいです。

そして肘があまり曲がらないのがネック。髪をいじくったりとかそういうアクションが見たいんだけどただのエルボーアタックになってしまう。




格闘系のポーズもやってみると案外決まる。

足首の可動が良好。





両手剣がやたらと似合ってしまう。



ジフレドと。

顔ちっさいなこのガンダム。



ジト目連合。


以上で撮影を終わります。


ラクスショックとでも呼ぶべきひどい仕打ちを受けたので、すごく心配だったガンダムヒロインアーツですが、スレッタやミオリネから確実にレベルアップしているのでかなり安心しました。

思った以上に駆け回るようなアクションも可能な素体だったので、いい方向に向いてきたように思います。


さて、ガンダムパイロット系アーツはシャアとヒイロがアーツ化して話題になりましたが、ここに来てようやく「ロボットものではなくキャラクターもの」のアクションフィギュアとしての市民権を得始めましたね。

持論なんですが、やはり水星の魔女の功績が大きかったと思っています。

ガンダムって実はロボット物の側面だけでなく、ドラマの面でキャラクターにしっかり愛着が沸く作品群なんだと一般認知が広がったと考えていて、おかげで古い作品からも立体化が進んでいるのかなと。

個人的にはドモンや東方不敗のリメイク、ガロード&ティファ、ロランにギムギム、プルシリーズなんかのアーツ化を強く期待しています。

この出来なら評判も上がってくるはずなので、今後の展開に注目ですね。


以上です。


報告会おわり