こんにちは。
何とこれが今年初めて、久方ぶりの投稿です。
このブログはもう終わったんだと思われても仕方の無い、半年以上の空白でした。

今年も後半・7月に入り、フィギュアスケートもいよいよ新シーズンへ。
知子ちゃんを応援してきたつもりのこのプログ、
彼女の集大成となるであろう次の五輪シーズンに向け、
書きたいことはまだ色々とあるのです。

そのオリンピックを勝ち取るための勝負のプログラムは、
ショートがハープ協奏曲「リラ・アンジェリカ」。
フリーがプッチーニの「トスカ」。

静と動。

「静」は知子ちゃんならではの気品に溢れる「リラ・アンジェリカ」。
「動」はフィギュアの王道とも言える、情熱の「トスカ」。
知子ちゃんの魅力を存分に堪能出来る、とても良い組み合わせだと思います。

「トスカ」は昨年からの継続プログラム。

演技披露の場が少なかった昨年、

試合を重ねながら精度を上げる知子ちゃんにとっては不満の残る結果だったでしょう。


それでも評価はとても高かった、見所たっぷりの渾身のプログラム。
今シーズンは十分に納得いくまで滑り込む事ができるでしょう。

そして「リラ・アンジェリカ」。
深い森の奥、凍てついた小さな湖上に舞う美の女神を覗き見ている様な密かな愉悦感。

4年前のブログで書いた僕の夢を実現してくれた様な、
瑞々しさ・透明感に溢れるプログラム。
過去最高のプログラム更新・・・とは毎年思っている気がしますが、
これこそ本当に願ったり叶ったり、すでにドハマりの大好きプログラムになりました。


➔➔➔ 七夕の願い


ただ、一昨年のEXプログラム「グノシエンヌ」の時にも思った事ですが、
アイスショーの、抑制された照明効果の下で最も映える美しいプログラム。
果たしてこれを競技プログラムとして、白日の下に出していいものだろうか?

ちゃんとその価値を評価してもらえるだろうか?


・・・と言う少しばかり贅沢な不安。


ひっそりと自分だけのものとして隠して置きたい我儘な願望も湧くのです。

静かに、しかし饒舌に語りかけて来ます。
内に秘めた熱い思いが伝わってきます。
装飾的なものは全く必要としない、ただ知子ちゃんのスケートだけがあればいい。

今日のDOIでは、おそらく競技用に製作したと思われる衣装のお披露目でした。
先に使用したレオタードをベースに(?)、キラキラの装飾が施されたもの。
採点用のアピールも必要な演技ではそうなるのも仕方ないのかも知れません。
でも個人的にやはり、あのラベンダー色のシンプルなレオタードが一番だと思いました。







心配はやはりジャンプ。
知子ちゃんが探す「最後のピース」。
それは、課題のジャンプを不安なく決められる様にする事だと思いますが、
ショートで三本。最近はなかなか揃える事が出来ていません。
まだまだ改良の途上とは言え、以前の知子ちゃんだったら考えられない事態です。

ネガティブな事は考えたくはないのですが、
これは、今取り組んでいる手法が知子ちゃんに合っていないのか?
平昌の怪我の反省からしっかり食べる様になって身体がややがっしりした事が、
ジャンプにとっては災いしているのでは?
それとも、フィギュア選手としてはもうベテランの域。
それでなくても小さい頃から練習の虫だった知子ちゃん。
小柄な身体に蓄積された疲労が、ここ一番で踏ん張り切れない原因になっているのでは?
・・・などと心配になります。
現在師事するバーケル先生に期待したいのは、「帯同」ではなく、ジャンプの向上。
そろそろ成果が見えてきますよう、よろしくお願いします。

それでも、これが今回、知子ちゃんに与えられたスケートの神様からの「宿題」。
最後のピース。何かほんの些細なきっかけさえつかめれば、全てが好転する・・・。
平昌の時の様に、必ず乗り越えられる・・・。
そんな確信めいた予感もあります。


そうして浮かんできたのは、僕のもうひとりの推し・ノリちゃん(葛西紀明選手)の事。
競技こそ違えど、必要とされる身体的要素はよく似ているのではないかと思いました。
健康とジャンプの両立のための、しっかり食べても筋肉が付き過ぎない食事方法。
ベテランならではの、身体に負荷をかけ過ぎない量より質を重視した練習方法。

そして永年の課題だった本番の緊張を乗り越えてメダルをGETした思考法。


冬の競技の大先輩・ノリちゃんに、今の知子ちゃんにアドバイスしてもらえる機会が
あったらな~と真剣に夢想します。

いずれにせよ、世界的にもまだまだ予断を許さないコロナ禍のご時世。
本来ならば、平和を取り戻した上でのオリンピック開催が理想ではありますが、
二人の最高の演技と笑顔を次のオリンピックで見られたらもう何も望まない。
長年冬の五輪の感動を見続けて来た僕の、最大にして最後の願いです。

Soar On ! My Tiny Queen Satoko !
Fly High ! Kamikaze KASAI !