こんにちは。
ずいぶんほったらかし状態のヘタレブログですが、
やっとこさ更新できる時間が持てました。
「知子不足」が重篤化している僕の、ここんところの興味の焦点は、
フィンランドのラハティで行われている、ノルディック世界選手権でした。
フィギュアと違って、こちらは2年に一度の世界選手権です。
CS放送が見られる方には関係ないですが、ジャンプのBS放映は滅多にありません。
とりわけ新しい海外の強豪選手をチェックするのには貴重な放送です。
オリンピックを来年に控え、
わが日の丸飛行隊も、そろそろ調子を上げていかなければなりません。
ジャンプ競技の緒戦は、個人ノーマルヒルでした。
エントリーは、予選の成績順に50人。
その顔ぶれを見ると、中盤あたりに懐かしい名前が沢山あって嬉しくなりました。
ヤンネ・アホネン。39歳。
地元ラハティ出身の、フィンランドのレジェンドとも言える大選手。
クールな表情で力強いジャンプが魅力の、長年見続けておなじみの大好きな選手。
世界選手権、Wカップの総合優勝も持つ輝かしい実績がありますが、
オリンピックでは個人のメダル獲得が出来ず、
恐らくまだ現役にこだわるモチベーションは、この個人メダルへの熱い思いなんでしょう。


ヤコブ・ヤンダ。38歳。
チェコのベテラン。2005-6年トリノ五輪シーズンには、
Wカップ総合とジャンプ週間の優勝も飾っています。
しかし、五輪前に調子を落とし、五輪の個人メダルは彼もまだありません。
彼が印象的なのは、海外選手には珍しい前傾姿勢の深い、
「カミカゼスタイル」のジャンプフォーム。
長野五輪当時の日本選手の飛行フォームによく似ていて、親しみを感じます。


グレゴア・シュリーレンツァウアー。愛称シュリ―、27歳。
先日、高梨沙羅ちゃんが並んだことで注目をされた、
Wカップ歴代53勝の記録を持つ、オーストリアの英雄です。
彼はまだベテランと言うには早いのですが、選手層が厚く、
次から次へと有望若手が出て来るオーストリアでは、少し影が薄くなりつつありますが、
怪我から復帰し、来シーズンに向けて、また復調してほしい選手です。

シモン・アマン。35歳。
2002年のソルトレーク五輪直前に大怪我を負ったにもかかわらず、
そこから調子が急上昇、ラージ・ノーマルと2冠を制した、
ジャンプ界の「ハリーポッター」と称された、スイスのベテラン。
さらに、8年後の2010年バンクーバーでも、個人ノーマル・ラージを制した、
五輪金メダルを4個持つ、こちらは前記の選手とは対照的な、運にも恵まれた選手でした。
とりわけソルトレークでの、ハンナバルト(ドイツ)、アダム・マリシュ(ポーランド)との
当時の3強の争いは壮絶で、僕のジャンプ観戦歴の中でも、トップ級の名勝負でした。
五輪前になると調子を上げて来る、来シーズンに向け、まだまだ目が離せない選手です。

さて、肝心の表彰台は、1位ステファン・クラフト(オーストリア)、
2,3位は現在勢いのあるドイツ勢ヴェリンガー、アイゼンビヒラー。
さらにはソチをノリちゃんとメダルを争った、現在もトップの力を維持する、
ペテル・プレブツ(スロベニア)、カミル・ストック(ポーランド)。
来季のオリンピックも、このあたりの選手を中心にメダル争いが展開されていくでしょう。
残念ながら、日本の大ちゃん(ジャンプの、ですよ)、択ちゃん、ノリちゃんとも、
ノーマル、ラージとも上位には食い込めず。
(友達かっ!いえ、僕の中では、ジャンプやフィギュアの選手は友達以上の存在です!)
それにしても、年齢とともに物覚えも悪くなってきた僕ですが、
この各国の面倒くさい?カタカナの選手の名前が、ジャンプとフィギュアに限っては、
1,2度聞けばスッと入って来るってのはどういう不思議なんでしょうかね?
そして、混合団体戦。
女子は高梨沙羅、伊藤有希。男子は伊東大貴、竹内択でした。
現時点のベストメンバーです。
ノリちゃんの調子はまだイマイチ。
それでも来シーズンまでには調子を合わせてきてくれるでしょう。
結果は、3位・銅メダル。
女子のランキング1・2位の2人がいることを考えると、決して嬉しい結果とは言えませんが、
それでも来季の五輪に向けて、メダルなしで終わるよりは良かったと思いたいところ。
しかし、オリンピックにこの混合団体戦はありません。
男子は、長らく葛西、伊東、竹内の3強時代が続いています。
スキージャンプは、その見かけの勇壮さに比べると、とても繊細な競技。
2年続けて調子を保つのがとても難しい。
助走姿勢や踏切の方向の感覚が少し狂っても調子を立て直すのが大変。
スキー板やスーツの規定が少し変わっただけでも大きく飛距離に影響したりします。
ソチのメンバーだった清水礼留飛も、今季は低迷、4人目が力不足です。
前回銅メダルの男子団体戦で連続メダルを目指すには、4人目の選手、
若手の台頭・育成が絶対条件です。
さて、ジャンプ競技の「あるあるネタ」のひとつに、「風の不思議」があります。
ジャンプに不利な追い風が、
特定の選手や国の時だけ有利な向かい風に変わる、というもの。
それはもう、ただの偶然と言うレベルの話ではないのです。
今回の大会では、ドイツ選手が登場する時だけ条件が良くなるという不思議がありました。
解説の原田さんも「何が起きてるんでしょうかね~?」と苦笑いするしかありませんでした。
ノリちゃんも、長年それに悩まされ、ソチに至ってやっと克服した課題。
またそれが時に、ドラマティックな物語を作ったりもします。
ジャンプで勝つためには、この「気まぐれな風の神様」を味方につけるのも欠かせません。
その方法は、本当に謎なのですけどね・・・。
さてさて、今回の世界選手権、ジャンプ競技も残すは男子団体戦のみ。
今夜は久々にゆっくりTV観戦ができそうです。