全国的に、寒波のニュースが流れた週末だった。
いくら寒くても雪はめったな事では降らないという、
悪名高いこの生駒の地でさえも雪がちらついた。
今日の朝方には、路面もうっすらと白くなったところもあるにはあった。
まあしかし、どうせ降ってもこの程度。
風情も何もあったもんじゃないねと、自虐的に作り笑いを浮かべる。
はっ!しかし・・・。
ちょうど去年の今頃も寒波のニュースが報じられたことがあった。
なのに、全く雪がちらつきもしなかったその時に比べればこれでもましな方ではないか。
と言う事は、京都はもっと凄い事に・・・?
しまった!!晩秋の醍醐寺に魅了され、すっかり油断していた!!
京都の雪景色は大丈夫なのか!!
三たび、わが京都特捜隊の出動する時がやって来た。
京都×紅葉。京都×雪。京都×太田由希奈。京都×宮原知子。
これらのキーワードの組み合わせは、
冷静沈着なwintergamesの思考回路を混乱に陥れる、甘く危険な掛け合わせである。
しかも今回は、突発的に思いついた上洛の機会。
ならば、どこへ・・・?
西か東か?ああ、どうしよう・・・。
・・・・・・・・
つまるところ、雪をまとった京都であれば、どこでもかまわないのでした。
これだけ寒ければ、普段ほどの人出も無いだろうし、第一、車も簡単には動けまい。
それならやはりこの機会に、昔慣れ親しんだ京都の東を目指すことにした。
今日のコースは、銀閣寺 → 哲学の道 → 黒谷(金戒光明寺)→ 岡崎公園。
まさしく学生時代、当たり前にうろついていた一帯。
またまた感傷的な思い出をたどる旅・・・。
いつものように近鉄電車で北上、「丹波橋」で京阪電車に乗り換え、京都の中心部へ。
どの駅で降りても、行きたいところはあるので、非常に心が揺れる。
しかし今日は、「出町柳」で下車の後、
賀茂川と高野川が合流して鴨川となるその一帯をひととき散策。


そして市バスに乗って、まずは銀閣寺を目指す。
いくら天気が良くないとはいえ、京都の定番観光どころ。
もたもたしていたのでは、どれだけの人がやって来てごった返すか分からない。
幸い、バスもまだ空いている。

最寄りのバス停「銀閣寺道」に着き、ここで少し寄り道。
バス停から徒歩数分のところにある学生アパートへ。
京都で長く学生をしていた僕が、最後に棲んだところ。
ほぼ1年ごとに下宿を転々としていた僕は、
大概は四畳半から六畳一間の、他には何も付いていない安下宿に住んでいたが、
ここは一応ユニットバスの付いたワンルームマンションと言われる作り。
ずいぶん良さそうなところにと言うなかれ。
僕が住んでいたのは、1Fのフェンスの向こう側、この建物の管理人室。
家賃は免除されるかわりにこのアパートの管理人を務めるという「アルバイト」。
まあ、そんなでもなければ、学生マンションを借りられるような身分でもなかったので、
ありがたい話だったのだ。

そんな独りよがりの思い出話はそこそこに、銀閣寺へ。
後方の東山に見てとれる三角形様の白い部分は、
京都の夏の風物詩「大文字の送り火」が行われる場所。
銀閣寺の裏手から登って行くこともできる。
京都中心部から西北に位置する「金閣寺」とこの「銀閣寺」は、
同じ室町時代に建立された寺院でありながら、対照的な味わいを持つ建築物。
栄華を極め、贅を尽くした3代将軍・足利義満の「鹿苑寺金閣」。
対照的に、8代将軍足利義政が将軍職を退き、
応仁の乱で疲れ切った心身を癒すために造営されたと言われる「慈照寺銀閣」。
どちらも雪景色が良く似合う。
ただ今日は、そんな名所の歴史やうんちくよりも、
とにかく京都の雪景色の中を少しでも長く歩いていたかった、そんな一日。
雪のため、小高い展望所に登れなかったのはちょっと残念。


東求堂

観音殿(銀閣)

銀閣寺を出て、哲学の道へ。
いつかのブログで、30歳ほど若返って、知子ちゃんと歩きたいと書いたことがあったけど、
そのあと、本当に夢に出てきてくれたのには、嬉しい「びっくりぽん」!!


哲学の道半ばから西へ、白川通りを横断して、「真如堂」へ。
桜も紅葉も美しい、普段でも比較的静かなお寺。



「金戒光明寺」通称、「黒谷さん」。
江戸時代、京都守護職に就いた会津藩松平容保が本陣とした寺院で、
新選組拝命の地としても知られる。
この近所に下宿していた時の、格好の散歩コースだった。


「平安神宮」へ着いた頃には、風と雪が強まり、応天門の陰で、ひと休み。
南方に見える朱塗りの大鳥居も霞んでいる。



京都市美術館、近代美術館前まで来る頃には、すっかり雪もあがってしまった・・・。


時間があればまだまだ歩いていたい気分だったが、
とりあえず今日はこんなところで良しとしよう。
三条通に出て「京阪三条」駅まで歩き、来た時と同じく京阪電車に乗り、
まだまだ物足りない気持ちを抑えながら帰路へ。
京都への想いは、尽きることがない。
「北山杉」 うめまつり
ようつべカスタマイザ