僕は今、山口県の、とある場所にいます。


そこで、今後取り組む事についての指導を受けています。


指導と言っても、技術的な事ではなく、成功のためには、妻や子供達との「和合」が欠かせない事、


その仕事を通じて、どの様に世の中に役立っていくか、何よりその仕事で良いのかどうか、等、


人間的な成長、修行が主目的です。









これまで何度も失敗を繰り返して来たので、もう後戻りはしたくない。


なので、あらゆる面において、十分な準備をして臨みたいと思っているのです。


そして、家に帰ったら、いよいよ本格始動です。


・・・って、そんな大袈裟な事ではありません。


ただの自営業の様な事なんですけどね。




まあ、個人的な問題はさておき、せっかく山口に来たので、一カ所だけ立ち寄って行きます。


夭折の天才詩人といわれた、中原中也の記念館です。


まだ若かった頃、繊細で優しい感性に惹かれ、中也の詩集を読んだ事がありました。


丁度、萩原朔太郎との二人展が開催されていたので、これは行っとかないと、と言う事で。




山口県・湯田温泉。ここが彼の故郷です。


同じく山口県防府の出身、放浪の詩人・種田山頭火の句碑もこの町には多く点在しています。


そんな感性を醸成する土地柄なのでしょうか・・・















「中原中也記念館」は、安藤忠雄建築を思わせるコンクリート打ち放しの外観と、


きわめて落ち着いた、中也の世界、そして自分の内面と向き合う、静かな館内。


僕の訪ねた時には、他に来館者はおらず、貸し切り状態で、ゆったりと時間を過ごす事が出来ました。


現代美術・ムットーニ(武藤政彦)が、中也の「アトラスの回想」と朔太郎の「猫町」を


モチーフにして作った幻想的なからくり人形劇場も、独り占めで鑑賞できました。


今は、中也のこんな詩に勝手に救いを求めている弱い自分です。




     四行詩


     おまえはもう静かな部屋に帰るがよい。


     煥発する都会の夜々の燈火を後に、


     おまえはもう、郊外の道を辿るがよい。


     そして心の呟きを、ゆっくりと聴くがよい。





なんだか、先日、壊れてから、いえ、会社を辞めてから、随分、好き勝手やってます。


そう、これが僕のお気楽人間の本性、なのかも。


そして、僕の心の中には、いつも彼が・・・いえ、神様がいます・・・?


同行二人。








本当は、ちゃんとすべきことをしてからなんですが、まあ、そこはひとつ、寛大な心でお許しを。


心身を整えて、鋭気を養って、頑張ります。


それではまた。