旅という程の大袈裟なものではないけれど。


休日出勤を終えた、夕方からの自由時間。


すぐ帰路につくのももったいない。


学生時代お世話になった岡崎、聖護院界隈のラーメン屋へ行くことに。



一軒目、熊野神社前、 「らんたん」。




最近の食リポなどでは、あまり良くない書かれ方をしているのを見かけたので、


心配はしていたが、大丈夫!


懐かしい上品な醤油味のラーメンは健在でした。


約30年ぶりですと告げ、少し昔話。


ご主人ももう78歳になるとの事。


息子さんに後を継がせたいが、本人が望まなければ、こんなしんどい仕事は進められないと、


少しさみしそうに語られた。


それでもあと何年かは続けるつもりだとも。


ご馳走様でした。また来ますからお元気で。



そこからもう一軒のお目当ての店までは、京都土産として名高い八つ橋発祥の地、聖護院界隈を歩く。


左に西尾、右に聖護院、八つ橋の名店が競う。





そして、聖護院跡を横目に、金戒光明寺,通称黒谷さん へ。


ここは、幕末、京都守護職、会津藩の屯所でもあった。


中も覗きたいが、今日の目的地ではないので、またの機会に。



ここからずっと北上して、京都大学裏の吉田山を越え、今出川通りに至るルートは、僕のお気に入り。


不思議な異次元的空間が隠されている・・・。



黒谷さんの手前から南に下ると、そこは岡崎道という交差点。


平安神宮の裏手になる。


そこら中に名所が散在するのが京都の凄いところ。


その近くにお目当ての二軒目、 「一番星」 がある。




「らんたん」にもましてここには学生時代、よく通った。


当時のお気に入りメニューは、肉なしラーメン、玉子のせ。


あまりお金のない学生時代、少しでも安上がりにと。


ここのラーメンは豚骨味。しば漬けが付いてくる。


この二軒に共通するのは、味はもちろん、そのご主人の人柄だ。


人懐っこいその笑顔に誘われるように何度も行きたくなってしまう、そんな店。


特に「一番星」のご主人は、十年以上ご無沙汰でお邪魔した時も、


「久しぶり!」と声をかけてくれる。


常連さんが集まって来るのも頷ける。


そして両店の共通点は、「午後7時閉店」というところ。


長く続けてこられて、さすがに深夜までというのはきついようで、この時間にしたのだとか。


京都で働く僕にとっても、休日に改めて来ない限り、立ち寄れるのはこんな日くらいしかないのだ。


でも、続けてくれるだけでも嬉しい。



一番星を後にして、しばし岡崎公園界隈をうろついてみる。


変わらないところ、変わってしまったところ。




がま口の店、だとか。


その隣の、何だ、ここは?


最近、人気の、うどんの店。


僕の学生時代には、こんな造りじゃなかったぞ。


それに、流行ってなかったし。


京漬物「大安」。


平安神宮。


夜見ると、ちょっと不気味。


岡崎公園の大鳥居。



いつかの記事で、この近くの予備校で浪人時代を過ごし、府立図書館で勉強したと書いたが、


その図書館も変わっていた!


記憶が定かでないのかとも錯覚したが、いや、たしかに大幅に改修されている。




来てみるまで知らなかったが、この辺り、ずいぶん大がかりな再開発が行われているようだ。


京都の町は常に動いている。


それは仕方ないとしても、あまりに変えすぎないでね、と思う。


特に、ここは思い入れの強いエリアだけに。



そう、ここから南禅寺に向かう道中にも、あまり紹介されることのない、僕のお気に入りの場所がある。


いや、きっとあるはずだ。


若い日の錯覚や幻覚でなければ・・・


いつかまたレポートしたい・・・というか自分自身がもう一度確かめに行ってみたい。


今日はここまで。


独りよがりの話にお付き合いいただき、ありがとう。