ジャンプ週間第4戦・ビショフスホーフェン大会で、葛西選手が、またも表彰台。
変わりやすい気象条件の中、安定した飛躍できっちり距離を伸ばしました!
とりわけこのビショフの台は、傾斜が緩く、踏切のタイミングが難しいと、
過去にも何度も失敗して悔しい思いも経験している台ですが、
いよいよ円熟の境地とでも言うんでしょうか、全く問題なかったようです。
ソチの時もそうでしたが、メダル以上に嬉しいのは、以前の険しく、思いつめたような表情から、
いつも明るく、カメラを向けられても、常に余裕で返せる様になったところです。
ジャンプの飛型も、度重なるルール変更に対応しながら変化・進化を続けてきましたが、
それ以上に、この人間的な成長、これこそが成績を押し上げる要因になっているんだなと感じます。
リレハンメルの頃の素朴な少年・青年のイメージ。
そしてフェイスガードを装着していた長野の前。
恐らく、お母さんを亡くした悲しみと、長野への思いつめたものをその中に包み隠していたのでしょう。
そして、長野の挫折の後から見られた金髪と、人を寄せ付けないようなマイナスオーラ全開の時代。
いい風が吹かない、風の神様は不公平だといつも敗因を語っていましたが、
それでは風の神様も味方してくれる筈もなかったでしょう・・・。
「カミカゼ」と呼ばれたのは、伊達じゃないし、偶然でもないと思っています。
風を嘆かなくても、それにふさわしい選手になった時には、自然にいい風が吹くだろうと感じていました。
しかし僕自身、メダルを取って欲しいと応援は続けていましたが、オリンピックを重ねるにつれ、
もうだめかな・・・とあきらめにも近い気持ちになったのも確かでした。
それが、バンクーバーの頃からでしょうか、少し変わりつつあるように感じられました。
所属する土屋ホームのスキー部主将を任され、後輩を指導する立場になって、
自分の事だけでなく、周りの事が良く見えるようになってきたのでしょうか。
そして、自分の欠けている点にも思い至る余裕が出来てきたのでしょうか・・・。
オリンピックに選んでもらった以上、開会式にも出席してほしいと、いつも思っていました。
出場する者の義務というだけでなく、その祭典全体の雰囲気や意義をもっと味わってほしかったし、
そうする事で、気持ちの余裕や日の丸を背負う責任感も感じてもらえるのではと思っていたからです。
しかし、日本ジャンプ陣はいつも欠席でしたよね・・・。
ジャンプ初戦のノーマルヒルがいつも開会式直後に行われる事が多かったせいもあったのでしょうが、
それはとてももったいない事だと感じていました。
それがソチの時は・・・!
選手団全体の主将、というのもあったでしょうけど、そうでなかったとしても、
今になって思えば、開会式、出てたんだろうなー・・・と思っています。
それどころか、上村愛子さんや高梨沙羅ちゃんの試合にも応援に駆け付ける心の余裕!
そして、本番の、あの歓喜の名場面へ・・・(T_T)
時間はかかりましたけれど、やっと、とうとう花開いた・・・ そんな思いです。
そして、年齢的な事も超越し、これからが葛西選手の本当の円熟期ではないかと期待をしています。
何をただのファンごときが、世界的な選手に向かって偉そうに・・・と思われるでしょうけれど、
遠くから長く見続けてきたからこそ感じる事ですし、
自分もそれを見て勉強させられたり、励まされたりしてきたのです。
なにとぞお許しを・・・m(_ _ )m
これからもジャンプの試合を観るのが楽しみで仕方ない!
応援し続けて、本当に良かったし、ありがとうと言わせてほしい気持ちでいっぱいです!