ある人に勧められてまずは即買い、そして速読![]()
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が、読み始めてすぐに気づいた![]()
「これは『学力の経済学』と同じだー![]()
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」
数ヶ月前に、これまた話題書の「学力の経済学」を読み、ふむふむと共感
。
それに関しては別途書くとして、同じ中室牧子氏が共著の「『原因と結果』の経済学」は、一変、目新しい内容はなく、1時間強で読み終えた![]()
冒頭で、著者はこう問う。
「メタボ健診を受けていれば長生きできるのか
テレビを見せると子どもの学力は下がるのか
偏差値の高い大学へ行けば収入は上がるのか」
そしてこう述べる。
「『イエス』と答えた人は多いはずだ。
しかし、経済学の有力な研究は、これらをすべて否定している。」
私は全て「ノー
(少なくとも「因果関係」は不明)」と即答。
ここで「ノー」と答えた人は、この本を読む必要はないらしい。そして事実、私は読んだが読む必要はなかった ![]()
著者の主張として、「偏差値が高い大学へ行ったから収入が高い(因果関係)」のか「偏差値の高い大学へ行くような人は収入が高い(相関関係)」なのか。研究結果は、後者を示している。よって、偏差値の高い大学へ行ったからといって、収入が高くなるわけではないっ。
そして著者は、その主張のエビデンスとなる実験方法や証明方法などを説明した上で、陥りやすい勘違いを指摘し、読者が正しい情報のもとに、人生の選択をしていけるよう導いている。
私は大学で経済と哲学を学んだ
。論理学や統計学、科学哲学などが含まれ、上記のような「思い込みの落とし穴」は学生時代にみっちりしごかれた。この本の内容は、学生の頃からずっと実践してきた思考回路だった。
だからむしろ、私が面白いなと思ったのは、これが話題書になるということ。つまりは、多くの人が、世の中に出回っている情報にはこの「因果関係」と「相関関係」が入り混じっているという事実が、当然の認識ではないということ。
世の報道やネット情報を見ても、「いやいや、それ無理矢理の結論づけですから![]()
」ということがたくさんあるけれど、それを信じる視聴者は少なくない・・・ということ?
まぁ確かに、ある帯番組で、これが健康に良い!と報道すると、それが売り切れる、という現象が起きることを考えれば、因果関係と相関関係もごっちゃになっている報道を真に受ける人は多いと考えるのは自然なことかもしれない。
ちょうど先日書いた、「◯◯大学に子どもが合格しました!」という母親の教育論が人気があるのも、それと同じであるわけで、著者も全く同じことを、この本で延べていた。
私の勝手な憶測だけど、「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)がすごい話題書になったから、ダイアモンド社も「うちからも出しませんか??」的な感じでお誘いして、結果同じような趣旨の本になった、という感じでは?!
ちなみに「『学力』の経済学」は教育分野に特化しており結構掘り下げているので、子育て中の親としては、色々なヒントに繋がった。
その反面、「『原因と結果』の経済学」は論理学の入門書、みたいな内容なので、論理学をみっちり勉強したことのある自分にとっては物足りなかった、という結論。
ということで、即、メルカリカウル行き!
定価1,600円のこの本は、今日久しぶりに1,000円で出品されて、数秒内に落札されてた。私も出品すればすぐに売れるはず~![]()
※追記: その後すぐに出品して、その日のうちに売れました^^
総合 ★☆☆☆☆
共感度 ★★★★★
目新しさ ☆☆☆☆☆
客観性 ★★★★★
共感度:私が共感できたか・納得したか
目新しさ度:私にとって新しい情報があったか
客観性:科学的な根拠(理論&結果)があるか
※星の数はすべて私の主観です

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