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Malchut(王国)

耳を傾けてくれる人がいてもいなくても。

 

 

パーパークラフトのマイワシ。

 

これ、ネットで見つけた「国立研究開発法人 水産研究・教育機構」のキッズページに掲載されているオリジナルのペーパークラフトなのですが。

 

リアルだわ、種類は豊富だわ、ガチ過ぎて、大人でも1匹制作するのに結構な時間を要します。

 

マダイ、イシダイ、そしてこのマイワシで3匹目です。

 

完成する度に職場に持って行って、デスク近くの壁に貼り付けていますが、今のところ怒られていません。(笑)

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 


 

ある日、職場に大量の鰯が届いた。(経緯はすっ飛ばすが、かなりレアな出来事だ)

 

新鮮で目がキラキラしており、スーパーで見掛けるそれよりもはるかに大きい。

 

コロナ禍の折、テレワークで出社率も低く、5割にも満たない。

 

その内、何名が鰯を持って帰るのか判らないが、とりあえずは急遽、有志で仕事そっちのけで鰯の仕分けに取り掛かる。

 

 

 

飲み会などはほぼスルーする私だが、こう言うイベントは何故か積極的に参加する。

 

ビニール袋を手袋代わりにして、ビニールに2尾ずつ小分けする。

 

ビニールに入れる人、ビニールの口をゴムで縛る人に分かれて、あっという間に60尾弱の鰯が仕分けされた。

 

これを職場の冷蔵庫に詰めたところ、いまだかつてないほどシュールな光景となった。

 

 

 

 

↑ これ全部、イワシ・イワシ・イワシ!!(;^ω^)

 

 

定時前に社内SNSで「欲しい人は新鮮な内に持って帰ってください」とアナウンスして、レジ袋も保冷剤も提供したのだが、どうもSold Outにはなりそうもない?

 

 

 

さて、私は背の青い魚は大好物だ。

 

ところが、私は大抵のことは自分で何とでもできるのに、料理はからっきしダメなのだ。えーん

 

みなさん当たり前のように家族の食事の支度をされているし、最近では男性でも手の込んだ料理やスイーツを作る人も珍しくない。

 

料理ってマルチタスクだし、創造力・技術・手際の良さ・センスなど様々なスキルが必要で、家事の中でも最も高度だと思っている。

 

 

 

近くの席の男性社員曰く「イワシを開くのはカンタン」なのだそうだ…。

 

恥を忍んでお話しするが、私が魚を泳いでいる姿のまま買って来たことなんて、これまでの長い人生でもあるかないかと言うレベルだ。(;^ω^)

 

普段、そこまで食に執着心はないのだが、こんな新鮮なイワシをお持ち帰り自由な状況で「喜んで♪」と言えない自分がもどかし過ぎる!!

 

しかし、このチャンスを逃したら、もう一生魚を捌くことはないかも知れない。(→ 大袈裟)

 

えいやっ!で4尾持ち帰って、帰宅と同時に長年飲食店を経営していた母に電話をした。

 

 

 

「今ここに新鮮な鰯が4尾あります、とりあえずお刺身で食べたいです。さて、私はどうすればいいですか?」

 

「・・・あんた、昔、教えたったら器用に捌いてたやん」

 

「10代の時の話やん、それから何十年経ってると思ってるねん?しかも包丁、絶望的に切れへんねんけど」

 

「最悪やな。ええか、まずは・・・」

 

 

 

流れは解った。

 

後はYouTubeで「鰯の捌き方」の動画を見て、イメトレをしておかねば。( → 2回見た)

 

しかし、往々にして、頭で理解するのと実際にやってみるのには大きな隔たりがある。

 

そして先にお話しした通り、刃こぼれしたセラミックの包丁は絶望的に切れ味が悪い。

 

 

 

1尾目で「あれ、こんなハズでは?」となり、2尾目でイヤな汗が額に滲み始めた。

 

3尾目できっと魂の抜けたような表情になっていたと思う。

 

4尾目で皿に並べられた「1時間ほど前までは鰯の形だったもの」を、生のまま口へ運ぶ気はさらさら失せていた。

 

しかし、鰯に罪はない、断じてない!

 

 

 

耐熱皿に鰯の破片(涙)とカルディのブルスケッタで和えたトマトを並べて黒コショウを少し、チーズを載せてオーブントースターで焼いて食べたら、これはこれで美味しくないワケはない!

 

はなからこれを目指していたなら全然アリなのだが、私はお刺身が食べたかったワケなので、コレジャナイ感が半端ない。

 

それにこれなら、スーパーで買って来た鰯と変わらんやん・・・。

 

 

 

「廃棄率の高さと、労力の見合わなさに心が折れました」

 

そう母にメッセージを送ったら「そんな大層なもんか?まぁ、できたんやろ?」と。

 

・・・ふっ、娘を買いかぶっているな。

 

最終的に今日の夕食となったものの写真を送信したら「残念やな~」と返って来た。

 

やっぱり、今後はサヴァ缶で生きて行こう。