「2022年7月鑑賞映画ひとことレビュー」
7月の鑑賞本数は26本。劇場鑑賞が多かった月でした。
では。
「ブラック・フォン」
このスコット・デリクソンっていう監督さんには独特の空気感があります。殺伐としたというか、極寒というか、色が薄い世界。錆色がデフォルトな陰鬱で生命力が乏しい世界。(クローネンバーグなんかもそんな世界の住人ですね)そんな空気感に合うストーリーだとこの監督の真価が発揮されて非常に見応えのある映画になるのですが、今回はまさにそんなデリクソンさんのオハコでドンピシャなお話。「ドクター・ストレンジ」から手を引いた(「MOM」を観てしまうと手を引いた理由は明らかですが)後、ホームグラウンドに戻って来た喜びと自信に溢れた出来となっております。
基本は殺人鬼vs少年達in「スタンド・バイ・ミー」。古き良き(ではないけれど)時代を舞台に、凶悪な連続殺人鬼と家庭的に決して幸せではない兄妹の命をかけた戦いを描いた、まあ言ってしまえばよくある(というか「it」ですね)ストーリー。今回は自害者の少年達の霊が脱出に協力するという新機軸が盛り込まれております(まあこれも良くあると言ってしまえばそうなんですが)。なのでいかに魅せるかkがこの映画のキモなわけですが、さすがに手慣れたデリクソンさん、その辺りの見せ方は非常に上手い。とにかくすべてにおいて丁寧かつ手を抜いていないので見慣れた展開でも素直に怖いし、不気味。そして被害者の少年達のそれぞれのバックボーンがきっちり描かれているので彼らの無念というか、心情がきっちり伝わるのもさすがです。その分連続殺人鬼の詳細がほぼ描かれないので、サイコスリラー的な面白みは皆無ですが(イーサン・ホークと仮面は頑張ってましたが)、それはまあ取捨選択の結果。ミステリとしても結構なツッコミどころもあるし、ラストのピタゴラスイッチは快感ではあるけれどそこに至る前に実際頭を使えば逃走できると思えてしまったりもしたけれど、まあそのあたりはご愛敬。少年たちの無念と情念、妹が兄を思う切なさ、悲劇に見舞われた家族の再生のドラマとして見るのがこの映画の正解なのでしょう。そういう意味では愛すべき小品かと思います。
【75】
「哭悲 THE SADNESS」
「2度と観たくない傑作」っていうキャッチコピーや、やたらなグロ注意警報が出まくってたおかげで無性に興味を惹かれまくった映画。まあ良くも悪くも遠慮が無い、やりたい放題の映画ではありました。
未知のウィルスで崩壊していく街の中で生き延びようとする若いカップルという、大筋は本当によくあるお話。なのでもちろん視点はいかに崩壊するか、その描写・内容になるのだけれど、基本は走るゾンビ系。ウィルスの症状が「人間の本能」というか、リミット無く欲望そのままに行動してしまうというのがこの映画のミソ。今回で言えば性欲までリミット無しなのはちょっと新機軸。兎にも角にも悪趣味すぎるエログロのオンパレードで、いかにも変態チックなおっさんや性悪なガキどもがわんさか登場、精液血塗れで好き放題しまくるその様子を想像力の限りの悪意で生き生きと描写。その勢いに関してはなんというか若さ故の冒険って感じで気持ち悪くも微笑ましく思えたりもします。
逆に言えばその勢いだけっていうのもまた真実で、とにかく真剣というか延々と単調なエログロなので途中で慣れて来てしまうというのはなんとも。主人公カップルのありきたり結末といい、好き勝手やりたい放題映画のいつもの末路って感じなのはちょっと勿体ない印象でした。そういう意味では遠慮無いエログロ描写だけでは映画は成立しないっていうある意味反面教師のような映画です。まあスプラッタ・ホラー・非常識映画ファンにはそんな人体破壊・精神破壊だけで充分楽しめるのですが(かくゆう自分もその1人)。
しかし台湾恐怖映画ってどうしてここまで遠慮無しなんでしょうか(褒め言葉)。
【65】
「エルヴィス」
バズ・ラーマンが描くエルヴィス・プレスリーってだけである程度映画の雰囲気的なものは想像出来たりしてしまうのですが、良くも悪くもその想像通りの映画でした。エルヴィスのイメージといえばリーゼント・もみあげ・ひらひらド派手衣装のいわゆるステレオイメージが強烈だった自分にとって、この映画のエルヴィスはきちんと人間なのが妙に新鮮。かなり好意的というか、天才シンガーとして、1人の若者として、そして家族思いの心身深い人物としてある意味聖人的に描かれているのはやはりアメリカにとってエルヴィスという歌手がいかに偉大だったかの証左。そういう意味ではリスペクトに溢れた映画ではありました。
ラーマン映画ということで、ノリノリでアッパーかつ極端にエモーショナルで、目まぐるしくもきめきめかつ陶酔感あふれるイメージ演出は絶好調で、実際ドラマの邪魔になっているところも多かったりするけれど、それもラーマン映画の魅力。エルヴィスが憑依したとしか思えない程モノマネでは無い、人間として演じ切ったオースティン・バトラー一世一代の熱演とそんな熱狂的な演出がガッツリハマったライブシーンはちょっと他ではあり得ないほどの興奮と疲労感を味合わせてくれます。なので映画としてはそのパフォーマンスを楽しめればそれで満足な感じもあります。
ただ、やはりシナリオの不備は指摘しておきたいかなと。というか映画の構造としてエルヴィスの運命を操った悪徳マネージャー(としか映画内では言いようがない)の回想という形をとっているのだけれど、正直ここまで悪徳で腹黒で自分勝手な悪人を主人公にされたところで邪魔でしかないわけで。本当にこの構成だけは納得出来ないし、エルヴィスが聖人として描かれている分(いやだからこその比較、バランスなのかな?)余計にこの大佐の悪辣ぶりに腹が立って仕方ないのが非常に不快でノイジーすぎでした。トム・ハンクスが上手くやりすぎたのもありますが笑
【75】
「リコリス・ピザ」
やたら批評家受けが良いP.T.アンダーソンの青春映画。実際映画としての完成度は素晴らしくって観ている間2人の行動や心情にヤキモキ、鬱々、イライラ、ニンマリさせられてしまい、ガッツリ感情移入しまくりで非常に上手い映画でありました。
70年代前半のカリフォルニアが舞台なので、その当時そのままの時代が主人公達の生き方、行動に反映されてるのは当たり前だけどさすが。無邪気では無く無茶で正直バカとしか思えない自信過剰で不細工なガキ(ごめんなさい、最後までそうとしか思えなかったです)と色々なファクターが絡み合いすぎて生き方を決められない少女というにはちょっと成長しちゃった女性とのラブロマンスが大筋なんだけれど、お話はその当時のカリフォルニアの世相や事件を取り込んだ様々なエピソードを組み立てた仕様で、当時の若者達の行動や思想が生き生きと描かれていてそれはそれで楽しい。
ジョン・ピーターズなんてまさに当時のハリウッド成り上がりの典型が堂々と出て主人公達と絡むあたりなるほどP.Tな変化球で曲者っぷりが面白いのだけれど、本筋の2人の関係性の変化についてはこの構成だと結構複雑というかわかりにくい。もちろんそこを読み取らせようとするだけの演出・演技は高レベルだし、きっかけなシーンなんかもある程度集中線が出てるけれど、それでもやっぱりどっちつかずな感じはありました。
まあ結局、野郎の方があまりにイラキャラで、女性の方があまりに魅力的だったっていうのが全てなのかもですがね苦笑
【70】
「ソー ラブ&サンダー」
さて。近頃フェイズ6まで発表され、映画だけじゃ無く多数のドラマ制作まで発表され、もはや追いかけるのが相当難儀になって来たマーベルですが、そんな中でも異色中の異色、もはやシリーズの鬼子と化しているワイティティ版「ソー」期待値マックスな最新作。
ここからネタバレ
…なんというか正直に、素直に白状します。これは無理。全くのれませんでした。ぶっちゃけ、序盤のゴアの絶望シーンや、ソーの180度開脚シーンを観た瞬間、悪い予感しかしなくなりました。そしてその悪い予感が映画を進むにつれて確信に変わっていくという切なさを久々に味わってしまいました。
ワイティティの作風である、「喜劇と悲劇の共存」、「境界線の無いコメディとシリアスの融合」がこの映画では頂点に。ジェーンの末期ガン、娘を理不尽に亡くしたゴアの怒りと悲しみというシリアスすぎる内容をここまでコメディ(というかもはやコント)で堂々とやり切ってしまうワイティティの豪腕っぷりは確かにこの人の強烈な武器だしここまで徹底させるのは大したものだと思います。実際ストーリーだけ見れば相当にハードで、喪失を乗り越えようとする人々の愛と勇気を正面から描いているのではありますが、ここまでおふざけが過ぎるとどうにもバランスが悪いというか「ジョジョ・ラビット」で見せたような対比としての絶望の描き方の強烈さが今回あまりにお座なりだったのは、巨大フランチャイズという制約を含め仕方ない部分かもしれないけれど、ナタリー・ポートマンやクリスチャン・ベール、ラッセル・クロウ(今回のこの人の扱いなんて象徴的)なんて名優を使っておきながらこんなに浅い映画にしてしまったのは一重に監督の責任かと思うのです。
もちろんコメディでも重厚なテーマを描けるのは当たり前なのですが(というかコメディこそ一番のフォーマットなんですが)、これはコント。前作はまだそのコントとコメディの境界線がそれなりに保たれていて程よいバランスだったのですが(これは往々にしてサノスのおかげですが)、今回は悪ノリのしすぎ。観ていて終始イライラするというか、そのコントがあまりに低レベルで小学生レベルのお粗末さだったのはいかがなものか。全体に漂うチープ感というかやっつけ感が半端ない映像含めクオリティが低すぎる映画っていうのが嘘偽りない気持ちでした。
最近のマーベルに関してクオリティの低下が指摘されているけれど、「ミス・マーベル」や「ムーンナイト」を観ても確かに実際のクオリティ自体が全体に低下しているのは事実(決してつまらない訳ではないけれど、高いハードルがあるから仕方ない部分もある)。次のブラック・パンサーは(予告を見る限り)流石に大丈夫かと思うけれど、このままではマーベル、ちょっと不安…
【65】
「X エックス」
予告を観るとよくあるスラッシャーのC級ホラーかと思えばさにあらず。様々な要素が複雑かつ華麗に絡み合う、一筋縄ではいかない構成とテーマを持った怪作でした。
1979年、アメリカ・テキサス州。女優のマキシーン(ミア・ゴス)、マネージャーのウェインをはじめ6人の男女は、映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れる。そこで彼らを迎え入れた老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ一同を案内する。一方マキシーンは、母屋の窓から自分たちを凝視する女性に気付く…(Yahoo映画より)
1979年のアメリカといえば色々な面で革命が起こり、特に若者達のカルチャーが急激に変化していたまさに絶頂期。そんな中でのポルノ映画の撮影という時代の空気感と人物をストレートに描ける内容にしたのがまずスマート。実際、スラッシャーホラーはおまけなのでその方面での面白さは微妙(とはいえエログロ描写は満載で楽しいですが)で、そういう意味では肩透かしに思う人もいるかもですが、その最先端を生きる若者達と、一時代前を生きて来た老人達との確執をしっかりと描いているのもこの映画の魅力。対比といいつつ、人間の本性的な部分ではなんら変わらないっていう無常な答えから、本能の強烈な欲望が爆発するというある意味ホラー映画の原点まで行き着く瞬間がこの映画最高の見どころ。宗教という理性の象徴と性欲という本能の対立の中、ミア・ゴスのビッチな人間力が光り輝くのはある意味非常にドラマチックで映画的だと思います。
何言ってるかわからなくなってきましたが(苦笑)、色々詰め込んだ分だけスラッシャーホラー映画としては正直微妙ではありますが、そういうサブテキストをしっかりと読み込む事で監督の意図が明白になる、非常に知的な映画であると思います。
【70】
「炎のデス・ポリス」
邦題と予告からバカ映画を想像してましたが、いやーこれは快作!バリバリの70年代リスペクト骨太アクション映画でした。
原題は「COP SHOP」。舞台は警察署。そこに逮捕され収監された詐欺師を巡って、殺し屋、サイコパス、悪徳警官、新人警官が壮絶なバトルを繰り広げるという、あらすじだけなら確かにバカ映画っぽいのだけれど、オープニングから「ダーティー・ハリー2」のテーマが高らかに鳴り響き、警官達が銃の腕前を競い合うというおっさん心を刺激しまくり。一癖も二癖もある悪党どものキャラがまた最高で、それぞれの役者達が生き生きとしていかにも楽しげに演じているのがまた微笑ましく、特に詐欺師のフランク・グリロは新機軸。いやー最近この人アクション以外でもできる役者ぶりが目立ってきていて今後も要注目。相変わらずの漢っぷりが惚れ惚れするジェラルド・バトラー兄さんと、サイコパスをこれでもかと言わんばかりに怪演するトビー・ハス(この方もいろんな映画でよく観る顔ですね)も水を得た魚のように生き生きしているし、圧巻は対決する女性警官を演じたアレクシス・ラウダーの野獣のような眼。新人警官が修羅場の中で成長していく様を野性味あふれる身のこなしとガンファイトで魅せてくれます。
監督がジョー・カーナハンという事である程度の完成度は期待していたものの、ここまで骨太である意味クソ真面目にリスペクトした映画だとは思ってもみませんでした。二転三転するストーリーをきちんとまとめあげ、登場人物の交通整理もきちんとしながらの趣味全開はなかなか出来ることでは無いのだけれど、さすがの手練れ、お見事です。
まあ欲を言えばもう少し緩急があれば良かったのと、画面作りが丁寧すぎて荒々しさがなくその分パワーダウンしたこと、それに警官それぞれにもうちょっと個性を持たせれば(これはもう70年代の脇役達の個性に現代の役者達が叶わないっていう面もあるけれど)さらに傑作になったのにとは思いますが、それでもB級アクションとはこれだというお手本のような完成度の痛快娯楽映画です。
【75】
「ボイリング・ポイント 沸騰」
クリスマ間近のロンドンの高級レストランを舞台に、いろいろ崖っぷちなオーナーシェフの運命の1時間半をワンカットで描いた非常に密度の濃いハイテンション映画。
とにかく1時間半の間に色々な事が起こりすぎて胃もたれするレベル。崖っぷちオーナーシェフの焦燥やイライラがこれでもかといわんばかりに画面から溢れ出てるので非常に疲れます。ワンカットとしての意味がここまで明確かつ合っている題材はそうはないだろうという事でも成程の高評価。
実際お仕事映画としても社会派ドラマとしても人間ドラマとしても良く出来ていて、それぞれのキャラを的確なキャスティングと見事な演技で見せてくれるので、没入感は半端ないレベル。とりあえず自分はこのお店では働きたくないなあとは思いました笑
とはいえ90分の中であまりに色々な事が
おこりすぎ返って不自然なのも事実で、ラストに至ってはちょっと納得できない、ある意味逃げのような終わり方は少なからず不満。まあこれが2時間続いたら相当きついからこれが限界なのだろうけれど、もう少しエピソードを絞り込んだ方が集中が増したかなあというのもありました。
とはいえここまでその世界に入り込める映画もそうはないので、それだけでも観る価値のある映画でした。
映画とは全く関係ないのだけれど、この映画、有楽町の某映画館で鑑賞したのですが、まあ前の席のマナーが悪い事。お前の座高は2mあるのかってくらい頭が飛び出ててスクリーンの四分の1が見えないという狂気。最近こういうのが本当に多く、改めて映画館は家じゃないってことを理解して欲しいです怒
【75】
その他の観賞映画
「クリスタル殺人事件」
やっぱりピーター・ユスティノフのポアロがなんだか落ち着きます。【65】
「ジャバー・ウォッキー」
若き日のギリアム、才気爆発。と言いたいところだけど、さすがに今見ると爆発しすぎてて見にくいことこの上無し。でもそれがいいんだけど。【70】
「ソリタニー カプセル471号」
ザ・B級の見本のような愛すべき映画。【50】
「劇場版 ガンダム Gのレコンキスタ1 行け!コアファイター」
TV版の劇場再編集版。なので全て観るまでは保留です。
「二トラム NITRAM」
これはもう主役のキャスティングが全て。あまりに主人公がリアルすぎて引くレベルのリアルさが微妙にざわざわする映画。【70】
「スプリンターズ 7人の自分」
アイデアや雰囲気はいい感じなんだけど、もう少し。【55】
「リバイブ・プラネット」
個性爆発な作風は面白いけれど如何せん自主映画レベル。【60】
「ウィリーズ・ワンダーランド」
喋らないニコケイクリーニングバイトinお化け屋敷ってだけで意味不明。これ最高に変でバカで異様で面白い。ニコケイってやっぱりいい役者ってことを再確認。【75】
「キャメラを止めるな!」
思いの外ガチなリメイクでびっくり。なので可も無く不可も無くな印象。ただ正直オリジナルのメンツがしゃしゃり出てくるのがウザかったです。【65】
「第三帝国の遺産」
さすがのフランケンハイマー。きっちり見せる職人技が安心の社会派エンタメ。【70】
「魔鬼雨」
伝説のホラーようやく鑑賞。オカルトとカルトとグロが共存する異様な世界観が癖になる奇妙な映画。【65】
「地中海殺人事件」
ユスティノフポアロ、やっぱり安定です。【65】
「グレイマン NETFLXオリジナル映画」
NETFLIX発、あのルッソ兄弟の新作、しかも主演がゴズリングにエヴァンスってことでやっぱり劇場鑑賞。いや、確かにが恐ろしいくらいの製作費がかかってるだけあってアクションの規模やスケールの大きさが段違い。街を貸し切ってのアクションシーンなんて久々に堪能できました。アクションのアイデアもさすがの新機軸でかなり楽しめました。裏を返せばそれだけな感じも。ゴズリングはさすがの安定感だし、キャプテンはほんと楽しそうでいいのだけれど如何せんあまりに大雑把。ここまで大騒ぎなスパイ映画も良く考えたら違和感なんだけど、まあそんなことは気にせず出来るだけ大きな画面で破壊を楽しむのが最良です。【80】
「呪詛 NETFLIXオリジナル映画」
台湾産オカルトホラー。独特の生々しい怖さは健在だけど、それ以上が無いのがもったいない。【70】
「悪魔のはらわた」
こちらも伝説のホラー初鑑賞。思いの外普通の格式あるホラーでびっくり。さすがアンディ・ウォーホール発(笑)
「夏への扉 キミのいる未来」
いやーあの超名作がこんな月9になるなんて。ある意味現代メジャー邦画の欠点が全てこの映画にはあります。とりあえずハインラインに謝ろう。【55】
「怨霊の棲む家」
よくあるお話でした。【50】
「ラプチャー 破裂」
途中までは先の読めない展開で盛り上がるものの、しりつぼみなのが非常にもったいない、それでも十分に楽しめる快作。【60】
ここでお得なポッドキャストをご紹介!台東区の銭湯「有馬湯」をキーステーションにお送りする映画やその他社会のもろもろについて私の友人であるアラフィフ男どもが熱く激しく語りまくるポッドキャスト「セントウタイセイ.com」。かなりマニアックなものから有名どこの邦画を独特すぎる視点で時に厳しく、時に毒々しく、だけど基本は面白おかしく語りつくしておりますので、是非聞いてやってくださいませ。
よろしくお願いします!