テッド2
確かにテッドは面白かった。あんなに可愛いテディベアの中身がおっさん、しかもかなり下品でかなり痛いおっさんっていうギャップ。いやもうこの設定を思いついた時点でこの映画の成功は約束されたようなもんだったんでしょう。個人的には1作目のラストっていうか物語の展開に納得はいかないけれど(詳しくは過去の記事を読んでみて下さい)、日本でもアメリカのコメディがここまでヒットしたっていうのはやはりこのわかりやすい出落ちネタのおかげなんだろうとは思います(もちろんそれを面白く見せるための設定やテクニックが優れていたからでもありますが)。
世界中でヒットしたからにはやはり続編でしょうっていうのはハリウッドの常識。
てなわけでの2作目はテッドの存在そのものについてのまあ哲学的なお話。というか続編をやるならこの展開しかないだろうって思ってたまさにその通りの物語だったので、なんかつまらないような嬉しいような。
で、結論から言えば正直退屈でした。
もちろん今回も痛い中二病オヤジクマ・テッドの魅力は全開。相変わらずのおばかなオッサンぶりは最高(特にホワイト・トラッシュに落ちぶれたテッドの前半の荒れっぷりには大笑い)だし、相棒のマーク・ウォルバーグはほんと器用な役者さんだと改めて感心したし(ここまで自分の個性を殺せるのはある意味すごいなあと思います)、ニューヒロインのアマンダ・セイフライドもまさかのゴラムネタで自虐ギャグを披露。結構捨て身で好感度高し。個人的にはあのトム・ブレイディまで引っ張り出したそのハリウッドパワーに脱帽って感じもしたのですが…
何でしょう。ほんと退屈でした。
いや結局テッドって出オチだってことなんだなって。
2作目ともなればギャップの面白さはもはやないわけで、それを除いた場合、この監督に映画監督としての演出力は今ひとつ(それは「荒野はつらいよ」でも思いましたが)な分、映画としての出来はいま一つ。リズムがものすごく悪いので全体にたるいというか間延びしてしまって、せっかくのギャグもどこか空回り。とにかくこういうコメディ映画で上映時間130分っていうのは明らかに長すぎでしょう。編集のリズムいというか演出のリズムというか、どうにもこうにも悪すぎというかたるみすぎで、これでは映画としての完成度はかなり低いと言わざるを得ないかなあって偉そうにも思ってしまいました。
まあ部分ごとの逆はそれなりに面白いし、相変わらずの下品さはアメリカンコメディ以外ではあり得ないオゲレツさなのでそういうものに抵抗がなければ結構笑えるので、観て損はないとは思いますが、やっぱり映画と銘打って公開してるわけですから、もう少しきっちり作り込んで欲しかったっていうのが正直な感想です。
★★
ただ!この映画、オープニグシークエンスだけは最高!ほんとこのオープイング、今年ベストシーンにあげてもいいくらい(いやいややっぱりマックスには負けますが笑)の素晴らしい出来!正直このシーンが観れただけで1800円の価値はありました笑
確かにテッドは面白かった。あんなに可愛いテディベアの中身がおっさん、しかもかなり下品でかなり痛いおっさんっていうギャップ。いやもうこの設定を思いついた時点でこの映画の成功は約束されたようなもんだったんでしょう。個人的には1作目のラストっていうか物語の展開に納得はいかないけれど(詳しくは過去の記事を読んでみて下さい)、日本でもアメリカのコメディがここまでヒットしたっていうのはやはりこのわかりやすい出落ちネタのおかげなんだろうとは思います(もちろんそれを面白く見せるための設定やテクニックが優れていたからでもありますが)。
世界中でヒットしたからにはやはり続編でしょうっていうのはハリウッドの常識。
てなわけでの2作目はテッドの存在そのものについてのまあ哲学的なお話。というか続編をやるならこの展開しかないだろうって思ってたまさにその通りの物語だったので、なんかつまらないような嬉しいような。
で、結論から言えば正直退屈でした。
もちろん今回も痛い中二病オヤジクマ・テッドの魅力は全開。相変わらずのおばかなオッサンぶりは最高(特にホワイト・トラッシュに落ちぶれたテッドの前半の荒れっぷりには大笑い)だし、相棒のマーク・ウォルバーグはほんと器用な役者さんだと改めて感心したし(ここまで自分の個性を殺せるのはある意味すごいなあと思います)、ニューヒロインのアマンダ・セイフライドもまさかのゴラムネタで自虐ギャグを披露。結構捨て身で好感度高し。個人的にはあのトム・ブレイディまで引っ張り出したそのハリウッドパワーに脱帽って感じもしたのですが…
何でしょう。ほんと退屈でした。
いや結局テッドって出オチだってことなんだなって。
2作目ともなればギャップの面白さはもはやないわけで、それを除いた場合、この監督に映画監督としての演出力は今ひとつ(それは「荒野はつらいよ」でも思いましたが)な分、映画としての出来はいま一つ。リズムがものすごく悪いので全体にたるいというか間延びしてしまって、せっかくのギャグもどこか空回り。とにかくこういうコメディ映画で上映時間130分っていうのは明らかに長すぎでしょう。編集のリズムいというか演出のリズムというか、どうにもこうにも悪すぎというかたるみすぎで、これでは映画としての完成度はかなり低いと言わざるを得ないかなあって偉そうにも思ってしまいました。
まあ部分ごとの逆はそれなりに面白いし、相変わらずの下品さはアメリカンコメディ以外ではあり得ないオゲレツさなのでそういうものに抵抗がなければ結構笑えるので、観て損はないとは思いますが、やっぱり映画と銘打って公開してるわけですから、もう少しきっちり作り込んで欲しかったっていうのが正直な感想です。
★★
ただ!この映画、オープニグシークエンスだけは最高!ほんとこのオープイング、今年ベストシーンにあげてもいいくらい(いやいややっぱりマックスには負けますが笑)の素晴らしい出来!正直このシーンが観れただけで1800円の価値はありました笑