たまには仕事のことも書こうと思います。
まず、私はライターです。
主にウェブ媒体のためのライティングを行っています。
いわゆるWEBライター。
在宅でもできる仕事で、副業としても人気が高い職業です。
◆カンタンだけど、難しい
ウェブライティング自体はそこまで難しい仕事ではないと思います。
「お客様のご希望に沿った記事を書く」のが役割で、さほど高いテクニックも求められません。
しかし、注意しなければならないのは、「我を引っ込める」ということ。
特に創作を中心として文章を書いてきたライターの方々は難しく感じる点のようです。
誰にでも読みやすい文章を作るため、なるべく一般的な表現を心がけて書く必要があります。
◆「一般的な表現」の例示
まとめサイトを見ていると時々、「背後で起こった爆発に気付いて振り返るまで」をいろいろな作家の書き方で模倣してみようというスレがあります。
これをウェブライティング風に書くと、どうなるでしょうか。
まずは「こころ」の夏目漱石風です。
「後ろからぼかん、という音がした。我輩はまた白君がどこぞの酒屋の一斗缶を倒したのかとおもうと、どうもちがうらしい。
ちらと音のしたほうを振り返ると同時に、硝煙が我輩の鼻をくすぐった。」
余計な装飾部もありますが(笑)、まあ大体こんなところでしょう。
次にウェブライティング風です。
「後ろでドカンという音が鳴り、振り返ると、火薬の臭いがしました。爆発が起こったようです」
細部を省き、厄介な漢字は開いたり言い換えたりして表現します。
擬音の「ぼかん」も、より一般的な「ドカン」に。
文章に「正解」はありませんが、こんな感じです。
◆「すぐに伝わる」ことが大事
きわめて簡素で情味に欠いた文章ですが、「情報伝達のスピード」で考えてみてください。
漱石風の文章より、私の例示の方が伝わりやすいはずです。
自分でネットを見ていても思いますが、気になるサイトを見つけて、そこにグジャグジャとお経のようなテキスト群が並んでいるときは、それだけで嫌な気分になります。
大体の人が「読む」というよりは、「視線を滑らせる」ように読んでいくはずです。
その際、要点だけが簡潔に書かれた文章の方が理解しやすいと思いませんか?
つまりウェブライティングにおいては、「シンプル=善」となります。
ライターを志している方や、その他仕事で文章を書く方も、少し参考にしてみてください。