祇園祭2020厄除けちまき | 嵐山と桂離宮の間くらいにある旅行会社のブログ

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今年の祇園祭、残念ながら鉾立て、巡行が中止となりました。
 

 

巡行、宵山が中止になったことから、
半数以上の山鉾で、粽を授与しないことを決定されました。

 

令和二年ちまき授与予定PDFリンク

宵々山から各山鉾町で奉納金にて授与されている粽は
それぞれ独自の装飾をされていますが、
その原型となる粽は京都市郊外の農家の人たちが全て手作業で、
毎年約1年かけて約20万本を準備しているそうです。


今年も巡行中止が決定した時点で約12万本が完成して
いましたが、半数以上の山鉾町が厄除け粽を用意しないとなれば
かなりの数の粽がどこにも届かない可能性があるのです。

今年の厄除け粽については、祇園祭山鉾連合会さまの粽を
クラウドファンディングに出されていますが、
山鉾町で授与されている独自の装飾をした粽は、
期間限定で山鉾町で手渡しで授与されるほか、
7月7日現在、長刀鉾さま・白楽天山さまのみ
インターネットで奉納金にて授与をされるとのことです。

 

 

長刀鉾

 

白楽天山



今年は特に大きな意味のある厄除け粽を、

鉾町の関係者様とのご縁から、

綾傘鉾、鷹山、黒主山の各保存会さま認可のもと

厄除けちまきを「ことくる」からお送りすることが

できるようになりましたビックリマーク

 

 

 

今の京都を届ける!オンラインショップことくる

 

 

https://www.kotokuru.com

 

 

 

半数以上の保存会さまが厄除け粽の授与を断念されたのも、

多くの方が同時期に集まるのを避けたかったという思いや、

例年ほどたくさんの方の手に渡らないであろうという

お気持ちがあるからだろうと思います。

 

微力ではございますが、必要とされるお宅に

お届けできるよう頑張りたいと思います。

 

この取り組みは今年だけの特別です。

来年は、多くの方が安全に集まれるようになることを

心から願っております。

 

 

綾傘鉾

 

 

黒主山

 

 

鷹山

 

 

メルカリで転売しているのを見かけます。

厄除けちまきを知り合いに差し上げるのは構いませんが、

転売にはご注意ください。

 

「入手困難」と言って、昨年のちまきを転売しているのも

見かけましたが要注意です。

 

 

[祇園祭について]

今から1000年以上前の869(貞観11)年、
京の町に疫病が流行し、多くの死者が出る状況となりました。
その病を神仏に祈願することで収めようと
始まったのが「祇園祭」のはじまりです。


[粽の由来]

昔、蘇民将来という男の家に、旅人に身をやつした
牛頭天王が訪ねてきて一夜の宿を求めました。
蘇民の兄は裕福なのにそれを断りましたが、
蘇民は貧乏でしたが、あたたかくもてなします。
牛頭天王はその心遣いに大変喜んで、お礼に
お前の子孫は末代まで疫病の厄を逃れさせようと約束し、
そのしるしとして茅の輪を腰につけさせたのが
粽の由来とされています。
粽には「蘇民将来子孫也」という護符がついていて、
その家には「蘇民将来の子孫」が住んでいると
わかるようにしているわけです。

[粽を吊るす場所]
玄関の入り口(軒下)の見やすいところといわれています。