今回は、高校がよく言う「予備校は不要です」について考えたことを記載します。

 

 

重本先生のブログを見ていただければ。。。十分なんですが。。。

 

 

6月にある高校の学校説明会に行ったのですが、説明会の中で2回?3回?、「塾・予備校に行く必要はありません」という説明がありました。

 

 

皆さんも聞かれたことがあるかもしれません。

 

 

これってどうなんでしょうか?信じても良いものなのでしょうか?

 

 

私のブログで何回か取り上げたことがある、浦和麗明高校にも以下の記載があります。

 

 

 

 

土曜日に大手予備校講師による授業があるのと、長期休暇中(恐らく夏休み等)に先取り学習や演習授業があるので予備校は不要と言っています。

 

 

私立高校で特進コース(浦和麗明の場合は、特選コース)は、授業数が多いので、物理的に予備校や塾に行く時間が取りにくいという話しを聞いたことがあります。

 

 

一見すると確かに予備校や塾に行く必要はなさそうです。

 

 

 

更に浦和麗明の特選コースの学習内容を見ると、以下の記載がありました。

 

 

 

 

「②3年の5月までに高校 3 年間のカリキュラムを完了 」「④難関大学志望者に対して個別に対策を用意(難関国立 / 早稲田対策)」は、かなり手厚いな。。。と思ってしまいました。

 

 

「②3年の5月までに高校 3 年間のカリキュラムを完了 」って全員が高校受験から入っていることを考えると結構スゴイですよね?恐らく。

 

 

上位公立高校でも高校 3 年間のカリキュラムが完了するのが高3の秋とも聞くので、理想的に見えます。

 

 

掲示板で情報を拾ってみると、

 

・「学校自体が毎朝英単語テストを行ったり、独自の英会話の授業を設けていたりなど、英語教育に特化しているため、英語成績は凄く伸びると思います。」

・「そりゃあ、あれだけ縛り付けて強制的に勉強させてるんですから、進学先は広くしていただかないと。ねぇ?」

・「今のところは早慶が2名ぐらい旧帝が1名ぐらいでボリューム層は成成明学獨國武~日東駒専ぐらいです。最近偏差値が上がったので今の1、2年制次第ではもっと伸びると思います」

・「先生がとにかく優しくてわからない場所を徹底的に教えてくれます

・「塾行く必要ないです ほぼ塾のようなものです 長期休みは講習あってあそべません」

 

ということでした。評判も良さそうです。(太字は私が勝手につけました。)

 

 

 

浦和麗明の合格者数は、今年入試では大きく伸びています。

 

 

 

正直、国公立早慶上理は、内容的にもまだまだと思いますが、GMARCHレベルは合格者数とは言え、かなりの実績を残したのかなと思いました。

 

 

つまり。。。浦和麗明の場合は現状だとGMARCHレベルが主体かなと思いますが、GMARCHレベルを志望している生徒であれば、「予備校不要」というのは納得感あります。

 

 

本当は突っ込み所を探して、やっぱ現実的ではないよね。。。という結論に持っていこうとして書き始めたのですが、思わぬ展開になりました。。。

 

 

浦和麗明からの大事な視点は、

 

 ・どのレベルの大学を目指すのか。(自分自身の志望と合っているのか)

 ・高校のカリキュラムはいつ完了するのか。

 ・学校側のサポート支援はどの様なものがあるのか。

 

ということで、もし明確になるのであれば、その高校の言っていることを信じても良いのかもしれません。

 

 

 

重本先生から教わったのは、以下の通り、大学受験はいかに自分自身で学習できるか否かということです。

 

(ブログから抜粋)

 

 

予備校や塾に行っても自身で取り組まないと、意味がないってことですね。

 

(ブログから抜粋)

 

 

私が6月に行った高校の説明資料に書かれた内容をポイントのみ記載すると、

 

・大学進学を前提した授業。大学受験に対応できるようになっている。

・難関大学の合格者の多くは塾には通っていない。

・高校での学習量は多いので、予習→授業→復習の学習習慣をつける。

・国公立大学二次試験を視野に入れた読解力、記述力を養成する指導。

・国数英は高2の3学期に、共通テストレベルの全国平均到達を目指す。

・早朝や放課後、夏休み等に特別講座を実施。小論文、英作文や数理社は記述の過去問の添削指導を実施

 

と書かれています。浦和麗明同様、それっぽいな。。。と思います。

 

 

この高校の様々な情報からの私の理解は、「予備校は不要です」とは言えない状況だと理解しています。

 

 

つまり。。。外部から判断するのはなかなか難しそうです。高3までのカリキュラムがいつ終わるのかは言及していないですが、「国数英は高2の3学期に、共通テストレベルの全国平均到達を目指す。」と書かれているので、一定の科目はここまでに終わると判断してしまいそうです。

 

 

今日の私なりの結論は、

 

 「予備校は不要です」を判断するのは極めて難しい。

 

ということです。

 

 

。。。ということは、シンプルに考えると大学合格実績、もっというと大学進学実績がどうなっているのか?上位何割に入っていれば、どの様な大学に進学できそうなのか。。。と個々で判断するしかないのかなと思いました。

 

 

ただ、なんとなくですが、標準偏差値で60後半以上の高校は、昨今の大学受験の厳しさを考えれば、軽々しく「予備校は不要です」なんて言わないのではないか?とも思う訳です。

 

 

ただ、言っていないから大丈夫とも言い切れない訳で。。。「マンションは持ち家?賃貸?」のように永遠に続くテーマなのかもしれません。。。

 

 

大学受験は、塾や予備校に通ったとしても、自分で「主体的に学習しない限りダメ」ってことですね。。。