今回は、昔も今も変わらない慶女と早実の悩ましい選択について記載します。

 

 

昨日のブログで、以下の通り記載しました。

 

 

「ご存じの通り、2/10は2校ありますが、どちらにするのかは。。。なかなか決めることが出来なさそうに思います。

教科で言えば。。。国語が苦手な娘は共学校向きですが、共学校だと娘の数学のほんのちょっとしたアドバンテージがなくなるので悩ましいところです。」

 

 

来年で言えば、

 

 ・早実の女子の募集人員(一般)が、30人→40人に変更になった。

 ・慶女は今年の入試から募集人員(一般)を減らした(80人→70人)が合格者数は昨年よりも多く発表した。

 

ということもあり、来年もどちらを選択するのか難しそうです。

 

 

この選択についてネットで検索すると、インターエデュの掲示板が引っかかりました。

 

 

ただ。。。2005年です。約20年前から同じ状況だったようです。

 

 

当時は、早稲田本庄はまだ男子校でした。ということは、豊島岡女子学園はありましたが、早慶附属という意味では慶女か早実しかなかった訳です。。。

 

 

その2005年の掲示板の内容をピックアップしたいと思います。『』が抜粋した文章です。

 

 

『私は受かるかどうかの問題で早実を選びました。
文系得意なので、そっちの方がねらえると先生にいわれました。
あと、校舎が新しいことも理由でした(なぜか)
今年は早実は募集人数が少ないので、慶女に生徒が流れるだろうからチャンスだ、
と見込んだ先生にも早実をすすめられたので。』

 

今だと文系が得意な場合は、慶女のような気がしますが。。。ちょうど2005年に募集人数が少なくなったのでしょうか。

 

 

2003年当時は女子の募集人員は70名だったようです。(慶女は100名)

 

 

 

 

『偏差値は慶女も早実(女子)も大差ないだろ。
上位高の差異が細かく出る駿台模試ですらこの両者は1しか差がない。』

 

2005年当時はほぼ同等だったですね。今は、偏差値は約4.5違いますね。

 

 

 

『難易度をみると女子最難関の2校ですから、できれば受験日を分けてチャンスを両方与えるのが、フェアだと思います。
今年は、早実女子の定員減のあおりを食らった慶女受験生が可愛そうでしたね(早実もまさかこれで女子最難関校になったなどと誤解しないでしょうが・・・)。
まだまだ、早慶とも女子高校受験生に厳しいです。きっと両校ともどこかに男子校至上主義者がいるのですね。慶応の日吉当たりを共学にしないとこの問題は解決しません。』

 

女子に厳しいのは昔も同様だったようです。早実と早稲田本庄が男女の差をなくそうとしているので良い傾向ですけどね。

 

 

 

『女子の高校受験は上位層の選択肢が余りありませんからね。
ただ、女子のトップはこの2校の大学付属校ですから、少々もったいない気もします。
東大、東工大、一橋大を狙えるクラスですから。

 

実際に狙えるのかは分かりませんが、トップの生徒が附属に流れるのは確かにもったいないのかもしれません。約20年たった今も同じですが、今はもしかしたら慶女、早実に合格しても他校に進学する生徒は増えているのかもしれませんね。

 

 

 

『早稲田は本庄学院を共学化する可能性があるらしいね。
あんな僻地の学校で女子募集したところで首都圏の優秀な受験生は集まらないだろうに。。
女の子の学校選びでは「立地」が超重要な要素の一つなんだから。

 

ずっと前から本庄市からの要請で本庄学院の共学化を検討してたみたいだよ。練馬の学院を共学化しないのは、男子高としての伝統を守っていきたいってのと、建物の建替えの問題があって実現困難らしい。』

 

 

本庄が共学になったのは市からの要請もあったんですね。「僻地」と書かれていますが、今は優秀な生徒も集まっていますね。。。新幹線の本庄早稲田駅は2004年に出来たようです。

 

 

 

『塾の先生にも、早実は数学ができる方が有利、慶女は英語だといわれ、英語しかできなかった娘は慶女を受験しました。可能性をとった形です』

 

 

これは今も当てはまりそうですね。

 

 

慶女か早実かの選択は今後も続くんでしょうね。。。

 

 

 

最後にこの掲示板の途中に纏めがあったので記載しておきます。

 

 

 

『選択要因のまとめ

 

慶応女子
1 女子でしたらだいたい慶女…伝統
2 早稲田は大学のイメージも落ちる一方、大きくしすぎてレベルの低い学部も出てきて残念。早実自体寄付金問題でちょっとがっかり
3 厳密な意味での早慶附属
4 現状の進学実績・学部枠から比較
5 入学偏差値
6 慶應女子は、勉強できて当たり前。それ以外何ができるかが、仲間内でとても評価される。人生を楽しく生きる上で、いろいろな世界のすばらしい仲間たちの刺激を受けられる。
7 義塾との合同クラブに入り、十分青春
8 最近は慶應の方が人気が高いよう。大学の人気度合いが高校にもあらわれている?

 

早実女子
1 共学(これが本人には大きい)
2 女子は全員高入生(これからはちがいますね)スタートが一緒で気が楽か
3 やっぱり設備。慶女も古くて趣はあるけど、あの図書室は残念だった
4 制服
5 入りたい部活
6 受かるかどうかの問題。文系得意なので、早実の方がねらえる。2005年は早実は募集人数が少ないので、慶女に生徒が流れるからチャンスだった。

 

一般論
1 家からの距離
2 慶應に行きたいか早稲田に行きたいか
3 ポリシー
4 女子の高校受験は上位層の選択肢が余りない。女子のトップはこの2校の大学付属校で、もったいない。東大、東工大、一橋大を狙えるクラスだから。
5 この層は、頭の差は雲泥の差と言う事はない。あとは、人間性に寄るところが大。
6 都立・公立トップ高校で約1割に入れば良い。
7 女子高か?共学か?
8 早実は数学ができる方が有利、慶女は英語
9 本来大学と言うものは学部ごとに発展発達してきた例が多いのに、早稲田、慶應と大学で括られてしまうのは大きなまちがい。
10入学偏差値…互角?