今回、早稲田アカデミー決算(2024年3月期)について記載します。

 

 

早稲アカの昨年度(2023/4~2024/3)の決算内容が5/10に発表され、アナリスト向け説明会が5/24に実施されました。


決算説明資料(早稲田アカデミー)

 

 

今回のポイントを記載していきます。

 

 

・中学受験、高校受験とも合格実績が伸長したと報告されています。

 

 

 

・売上が約328億円と、昨年より20億円増えました。

 

 

ブログを書いている保護者を始めとする方々が、大きく課金したお陰で売上を伸ばしています。営業利益率(8.8%)、経常利益率(9.0%)、当期純利益率(6.5%)も大きく伸びています。

 

 

営業利益(28.9億円)、経常利益(29.5億円)、経常利益率(9.0%)は、中期経営計画で決めた目標値を上回っています。来年度(2025年3月期)の目標値も上回りました。とても好調と言えそうです。

 

 


 

・生徒数は中学生は減っているようです。

 

 

生徒数は小学部が牽引しているようです。中学部はわずかに減ったんですね。。。難関校向けが小学部ほど加熱していないようです。

 

 

・合宿費が8400万円ほどかかっているようです。

 

 

赤のところは前年と比較して増えた要素が記載されていますが、昨年から復活した合宿費はそれなりにコストがかかっています。今は人的投資が大きく増えるのも必要なことです。

 

 

・今年も売上は約20億円増える計画のようです。

 

 

早稲アカに通っている方々、貢献しましょう?!

 

 

・2022年度以降、売上が急激に増えているのが分かります。

 

 

青い矢印は私がつけましたが、2022年度から大きく増えているのが分かります。
 

 

・利益が大きく伸びていることが分かります。

 

 

今まであまり儲かっていなかったのかなという印象ですが、ここ数年で大きく変わってきています。これから色々な投資できると良いですね。

 

 

・今年のスローガンは、「合格と、さらにその先へ」だそう。

 

 

合格実績を伸ばすだけでなく、その先もきちんとお金にしていきますよ。。。ということかと思います。今回取り上げなかったですが、最近不振な大学受験部(高校生)の生徒数を伸ばす計画にしています。そういうところですね。。。

 

 

・個別塾に力をより入れていくようです。

 

 

苦手な教科はお声がかかったりして。。。

 

 

・開発中だった、「成績管理システム」が出来上がったようです。

 

小さくてよく分からないですが、よくある成績が掲載されているだけのようにも見えます。どういう情報が出ていて、それらを先生が活用できるか?が問われますね。面談等に出てくるかしら。。。

 

 

・標準校舎は神奈川と埼玉は同じ校舎数なんですね。

 

 

下記は15年前の情報です。15年前にはかなりの校舎があったことが分かります。

 

 

約15年前の会社説明会資料です。時代を感じます。


早稲田アカデミー会社説明資料(平成21年)

 

 

 

説明資料をざっと見てきました。合格実績を上げるためには塾の基盤も大事ですから、売上だけでなく、それを投資するようにして欲しいなと思います。