今回は、横浜市立南高校の進学実績について考えたことを記載します。

 

 

最近、横浜市立南高校の今年の大学合格実績が発表されました。

 

 

【最近3年間の合格状況】
最近3年間の合格状況(横浜市立南高校)

 

 

【学部別入試結果一覧】

学部別入試結果一覧(横浜市立南高校)

 

 

学部別入試結果一覧に中学校から入学した生徒の実績と、高校から入学した生徒の実績が別欄で掲載されています。

 

 

主な大学を纏めると下記のようになります。

 

 

上記の「中学」は中学校から入学した生徒の実績で、「高校」は高校から入学した生徒の実績です。

 

 

一目瞭然ですが、かなり差があります。

 

 

ただ、生徒数に相当な差があります。類推になりますが、今年卒業した生徒で考えると。。。

 

 生徒数:193人 中学から入学:155人 高校から入学:38人

 

です。

 

 

中学から入学した生徒は高校から入学した生徒の4倍多いのですが、それを考えても中学から入学した生徒の実績のほうが明確に良いですね。

 

 

これらの生徒が入学した時と現時点の偏差値は違う可能性はありますが、現時点の偏差値を見てみました。

 

・中学受検の偏差値:四谷大塚の偏差値で62(男)、63(女)

・高校受検の偏差値:Wもぎの偏差値で61

 

 

後述しますが、偏差値の数字はほぼ同じなのですが、偏差値の母集団を考えるとかなりというか相当差があります。

 

 

勿論、中学から入学した生徒の方が明確に上ですね。

 

 

例えば、四谷大塚の偏差値で62,63の中学は、

 

お茶の水女子大附、鴎友学園女子、吉祥女子、慶應義塾普通部、サレジオ学院、都立武蔵、都立桜修館中教

 

といったところです。

 

 

一方、Wもぎの偏差値61は標準偏差値なのでそこまで高い数字ではありません。

 

 

もう少し調べると、高校から入学した生徒は、「中学から入学した生徒と高1から同じクラスに入る」ようです。

 

 

かなり学力差がある生徒が同じクラスに入る。。。ようです。

 

 

これは高校から入学した生徒にとっては相当しんどいのではないでしょうか。

 

 

そこで、「四谷大塚偏差値60~65の中学校で、高1から同じクラスになる学校」の高校受験時の偏差値(Wもぎ)を調べてみました。

 

 

四谷大塚偏差値60~65に釣り合う?高校受験での偏差値は70以上なのは明確です。

 

 

何故か、横浜市立南高校だけ相当ズレがあるようです。横浜市立南高校は、高校入試時に英語の評点を1.5倍するようで、英語が重視されているようですが、それでも。。。ちょっと差がありますね。

 

 

高校から入学する際に、大学合格実績を見るとお得?と見えてしまうかもしれませんが、志願するにはちょっと気を付けたほうが良い学校かなと思いました。

 

 

 

私が何か勘違いしている可能性もあるので、何かあれば教えてください!