今回は、高校受験の入試分析会の内容で私が気になった点を記載します。
早稲田アカデミー、サピックス、TOMASで入試分析会を実施していますね。
ざっとですが確認してみました。
前回に引き続き、その中から心に残った?!部分を記載します。
今回は早稲田アカデミーです。
【開成・筑駒高校 入試概況 から】
・筑駒シミュレーションテストから合格者・不合格者を見ると、2022年は「英語」と「社会」の得点差が大きかったが、2023年はほとんど差がなかった。
・開成シミュレーションテストから合格者・不合格者を見ると、2022年は「英語」と「数学」の得点差が大きかったが、2023年は「数学」と「英語」の得点差が大きかった。
・ハイレベルテストの5教科偏差値と合格率は、
開成:65以上(80%)、60-65(50%)、55-60(30%)
筑駒:68以上(80%)、64-68(50%)、58-64(30%)
【慶應女子高 入試概況 から】
・ハイレベルテストでの目指すべき偏差値(下記は合格者の偏差値)
(英語)
最大値:72、上位50%の中央値:64、中央値:59、下位50%の中央値:54、最小値:44
(数学)
最大値:70、上位50%の中央値:61、中央値:55、下位50%の中央値:51、最小値:40
(国語)
最大値:70、上位50%の中央値:68、中央値:61、下位50%の中央値:56、最小値:48
(3科)
最大値:77、上位50%の中央値:65、中央値:62、下位50%の中央値:57、最小値:50
【国立附属高校 入試概況 から】
国立附属高校の合格の目安
・筑波大附属(男子)
駿台模試(80%):68、駿台模試(60%):62、進研Vもぎ(60%):73、早稲アカ生の駿台模試(80%):66
・筑波大附属(女子)
駿台模試(80%):68、駿台模試(60%):62、進研Vもぎ(60%):72、早稲アカ生の駿台模試(80%):64
・学芸大附属(男子)
駿台模試(80%):60、駿台模試(60%):54、進研Vもぎ(60%):72、早稲アカ生の駿台模試(80%):58
・学芸大附属(女子)
駿台模試(80%):58、駿台模試(60%):56、進研Vもぎ(60%):72、早稲アカ生の駿台模試(80%):56
・お茶の水女子大附属
駿台模試(80%):60、駿台模試(60%):56、進研Vもぎ(60%):70、早稲アカ生の駿台模試(80%):56
【高校別の今春の補欠関連情報】
(開成高校)
今春は繰り上げ候補者への通知は例年通りと思われますが、手続き
率が高かったのか、3月8日現在、一人も繰り上げの連絡を確認できていません。これは、合格者の多くの第一志望が、競合する筑波大駒場や都立日比谷ではなく開成高校であることによるものと思われます。
(早稲田実業)
ここ数年、補欠繰り上げ候補を発表しています。早稲田アカデミーの受験生の合格状況を見る限りでは、今春は男女合わせて30名程度を発表していることが予想され、このうち、2月18日に女子を数名程度、都立高校発表日の3月1日男子を若干名繰り上げ合格の連絡をしている模様です。
(早大学院)
今春は、何回か繰り上げ連絡の予定日が発表されましたが、結果として一人も補欠繰り上げ合格を出さずに入試を終了しています。
(早大本庄)
繰り上げの状況を見る限り、男子より女子の辞退者が例年よりも多かったのか、男
子の繰り上げ人数の2倍弱の女子の繰り上げがあったことが、早稲田アカデミーの合格状況から推測できます。
(慶應義塾志木)
補欠の繰り上げ発表は、合格発表日と2回の手続日にそれぞれ発表され、早稲田アカデミーの繰り上げ合格者を見る限りでは、補欠番号12番までが繰り上がり、入試を終了しています。補欠繰り上げ合格者数は70~80名程度と予想され、補欠繰り上げを含む合格者は、前年とほぼ同数となり実質倍率が前年並みになったと思われます。
(慶應義塾女子)
今春は7年ぶりに補欠から繰り上げ合格を発表しています。都立合格発表日に補欠番号1~10番までに繰り上げ連絡をしています。
(お茶の水女子大附属)
例年、合格発表翌日に補欠候補生30名程度に通知が郵送されます。今年はこのうち20名程度に繰り上げ合格として連絡しているようです。
(筑波大附属)
補欠人数は発表されておりませんが、男女合わせて20名程度が補欠候補として発表されているようです。
(筑波大附属駒場)
今春は、繰り上げ合格候補を十数名発表したと思われ、早稲田アカデミーの候補者を見る限りでは、繰り上げ合格は確認できていません。
(学芸大附属)
東京都立高校の試験日ならびに発表日とその翌日に、男女合わせて100~150名程度の繰り上げ合格を発表している模様です。