期待していっても、たいしたもん見れなくて

せめて並べ方とかで特徴出せた気もするけど

展示の仕方もガッカリで

なにせビックリするのは、最近のお城だと思うのに

思いのほか資料がないのね。本物の。

瓦とかも立派なの、ない。

でかい城だったらしい。大坂城とか名古屋城がまるごと入る。

松本城と並んで50分の1モデルがあったけど倍以上。

インパクト、デススターなみ。圧倒するでかさ。

なんで気をつければいいのに、すぐ火事が起こったりするのか?

長くて50年しかなかったらしい。天守閣。もうちょいなあ。

あと、将軍の食事は毒味役が見たあと、もう一回あっためてたんだって。

それ用の部屋とかあって、驚く。

外国の権力の象徴に比べて、ぎちぎちに作られてて、几帳面でせせこましい。

日本らしい。会場もせせこましい。おばちゃん他人みず右往左往。すげえ足踏む。

江戸城
本当に映画を見ようと思うと飽きる。

だけど、ウオーリーを探せみたいに、とにかく

画面の中にいくらでも楽しめるものが転がっているから

そういうものをコツコツと集めていくと

結構楽しめる。楽しめた。

くだらない落書きとか

わずかな造物のディテールに変なこだわりがあったり

長屋の奥に巨大なビルがニョキッとあって

なんだか妙に生々しいイメージが沸いたりする。

アジアなのだ。これが。と思った。

街を機能とかで考えない。全体で考えない。

ここはオレの好きな様にする、そこはお前の好きなようにどうぞ。

無理がないのだ、その方が。何もかも同じイズムで塗りつぶすのは

気持ちが悪くて吐気がする。

アジアのそんなところが好きなのだ。いいぞ、乱開発。

鉄コン筋クリート
あんまりよく出来てると、何度聞いても面白いんだけど

その度ごとに刺激がなくて、ちょっと退屈で

だけど、面白いからついつい聞いちゃって、

そんな昔話を見ている風な感じだった。

名作と言われるモノには隙間ってなくて

かなりキチキチッとしていきながら、折り目正しく進んでいきます。

画面も端正で、音楽も重厚で、キャストも豪華。

ただ、何かおみやげを。知らなかった何かおみやげを。

求めてしまうんだよなあ、1800円。

深田恭子の美人具合というのは、本当に奥深い。

やっぱりあの子は可愛いのだなと再再々確認したのだが

映画館を出ると、やはりそうでもあるまいと思い直す。

不思議な魅力の女優さんだ。

可愛いポイントがはっきりしていた10代よりも

明らかに深みが増していて、興味深いなあ。

写真は松嶋さんだけど。この人は単刀直入に、好きです。

犬神家の一族