『animal totems: a prelude to ashes and snow』
写真と映像で捉えた人間と動物との驚異的な交流の姿。

音楽も照明も写真も、空間に隙がない世界観。

神話の世界がそのまま目の前に広がる衝撃。

何千年も人が空想し続けた幻の世界を

実際のカメラレンズで捉まえる。

そのために10年以上世界各地を旅したらしい。

何も発表することなく。こういう力のタメはムダにならん。

神の領域に触れるモノって最近、すごく興味がある。

人間の欲望とかを究極に刺激しているのが分かるんだなあ。

宗教的なものって。

科学が無茶を感じてて、人間に戻り始めると

その根っこにあるのは昔からある神様的なもんなんだろうなあ。

神様を生み出した時に人が感じていた何かが

すごく心をときめかせる。

お台場にできる仮設美術館で、大型美術展をやるらしい。

絶対行く。

グレゴリー1
正直、なにもかもが旬が過ぎてて笑えない。

昔、笑えましたって言われても、つらい。

ほんとは笑いなんかより、お金が欲しいんでしょ?

アートは社会性を表現するもので、映し出す鏡だと

いわれるなら、もうくだらないことやって

目をそらすことしかできなくなったのは

アートっていうのは負けが混んできてるってことじゃないのかなあ。

今なら

ちゃんとピュアに美しいモンが見たいし、その方がよっぽど救われる。

笑いをとるぞって懸命なショービジネスの人の方が

確実に時代とともに生きている現実があるよねえ。この今は。

なんか、そんなモノばかりありがたがって、大金払って、

ほんとはそのお金欲しいくせに、それに毒吐いてみたりして。

切ない。

今はたぶん、新しく、感覚的に、美しいと感じるモノが

なんなのかなあと探る時代なんだと思うのです。

エラく古いコンセプトの美術展だった。

下の鳥光桃代horizonsだけはくだらなかった。

笑い展
気持ちが悪い。

ニヤニヤニヤニヤしてるだけって気持ちが悪い。

なんか歩いてるうちにちょっと気分が沈んだ。

笑ってるのがいいのは、直前のシンとしたとこなのに

そんなの関係なく、ニヤニヤニヤニヤ。

ちょっと新体験なので、味わうのはいいかも。

最後の方の、動物を描いたやつと神様を描いたゾーンが

落ち着いた。

動物が人間の気を引くのは、人間とつながった瞬間を

いろんな動物の表情に見いだすかららしい。

沈んだ動物の中のコードを見つけ出してニヤリとするらしい。

フランスの哲学者が言ってたそうだ。確かに。確かに。

白隠という人の絵と文字にあふれる人情を感じる。

地に足ついた「人力」を感じるモノに、最近ひかれる。

円空もそうだけど。仏像は背中がいいなあと思った。

神坂雪佳の金魚も印象深い。

日本の笑い白隠日本の笑い牛