ボストン美術館に眠っていた肉筆浮世絵コレクション。
(版画じゃなくて、注文で書かれた直筆浮世絵)
明治期にアメリカの医者が買い集めたものらしい。
版画浮世絵の方が構図とか全体のバランス感とかは優れている気がする。
でも、何がすごいって、着物だ。
着物の柄と色が恐ろしいほどの力で襲ってくる。
あのデザインの多様さとモダンさは舌を巻く。
スッキリとしたものから、ドロドロしたものまで、
いろんな手法が完成されてて、それを全部丁寧に描き取ってあるから
目がチカチカするほどのファッションショーのようなのだ。
この展示は、絵を見るんじゃなくて、人をひとりひとり見るもんだ。
きっとファッション雑誌を見る感覚に近い。
そう思って見始めたら、面白くてしょうがなくなって、
頭ガンガンするほど疲れ果てた。
集中しすぎると、脳全体がギリギリ言うんだよなあ。
以下の二点は、本物見ると、まるでムラカミタカシ。
もう江戸時代には、スーパーフラットは完全に完成していたし、
現代人はそれを何一つ越えていないことが分かってしまう瞬間。
何もかもを席巻するほどの力を持った美ってなんだ?
葛飾北斎「鳳凰図屏風」
葛飾北斎「唐獅子図」


(版画じゃなくて、注文で書かれた直筆浮世絵)
明治期にアメリカの医者が買い集めたものらしい。
版画浮世絵の方が構図とか全体のバランス感とかは優れている気がする。
でも、何がすごいって、着物だ。
着物の柄と色が恐ろしいほどの力で襲ってくる。
あのデザインの多様さとモダンさは舌を巻く。
スッキリとしたものから、ドロドロしたものまで、
いろんな手法が完成されてて、それを全部丁寧に描き取ってあるから
目がチカチカするほどのファッションショーのようなのだ。
この展示は、絵を見るんじゃなくて、人をひとりひとり見るもんだ。
きっとファッション雑誌を見る感覚に近い。
そう思って見始めたら、面白くてしょうがなくなって、
頭ガンガンするほど疲れ果てた。
集中しすぎると、脳全体がギリギリ言うんだよなあ。
以下の二点は、本物見ると、まるでムラカミタカシ。
もう江戸時代には、スーパーフラットは完全に完成していたし、
現代人はそれを何一つ越えていないことが分かってしまう瞬間。
何もかもを席巻するほどの力を持った美ってなんだ?
葛飾北斎「鳳凰図屏風」
葛飾北斎「唐獅子図」



