基本的な知識がなく楽しめる類いのもんじゃなかった。

おそろしく細かい庭の図面を見て、震えた。

その執念と、それが当たり前の世界に、舌をまく。

そして、ひたすらに日本の古庭を測量し続けた3年。

そういう徹底的な過去への参照が生む力の底なし。

クリエイティブの裏には、何かしらの裏付けが必要だ。

人によって、その種類はきっと違うのだろうが。

でも、最近思うのは、テレビ作る奴があまりテレビみないとか

言うのは、きっとあまりにも恥ずかしいなということだ。

作り手なら、いちばんの事情通であるべきなのだろう。

庭ってやはり空間なものだから、この展示は図面と写真が多いので

相当卓越した想像力をもって望まないと目の前に庭が広がってこない。

ああ、こういう庭の前でひたすらにボーッとしたい。

たぶん、相当いい気が流れているはずなのだ。美しい庭は。

ちなみに、庭で大好きなのは詩仙堂。

重森三玲