もうすこし、いっしょにいるにょ | 蒼空の霽月

蒼空の霽月

もう何でもあり。

昨日、遂にいよいよか…という状況になり、休日だった愛方が仕事中の僕に様子を逐一LINEしてくれました。


あと4時間で帰ってくるからね


あと1時間で帰ってくるからね…


そう話しかけながら待っていてくれたそうです。



僕は定時より15分早く職場を出させてもらって、家まで走る。



帰宅したときのましろは、すでに意識が朦朧として目の焦点が合っておらず、体温も下がり、横たわってゆっくりと小さく呼吸をしていました。



でもね、声をかけながら撫でていたら、まず耳が反応し…、


それから頭を上げようとして、


目に光が灯ったんです…。


外側を向いていた両目が徐々に僕と目が合うようになり、撫で続けていたら少しずつ体にぬくもりまで戻ってきて…



ましろは最後の場所に押し入れの上段、僕たちの衣類に囲まれたところを選んだようでしたが、夜には自分でそこから飛び降りてきて、自分でトイレまで行きました。

おしっこはトイレの手前の床でしてしまったけど、それから水も飲んで、



極めつけ、よたよたの脚で、再び押し入れの上段まで自力で跳ぶ…!



行けるかどうか、じっとはかるましろ



今、ましろは衣類の隙間から顔だけ外が見える場所に丸くなり、うとうとしながらも完全に眠りはせず、僕たちを目で追っています。



僕たちの『もう少し一緒にいようよ』を叶えてくれようとしているみたいに…