欲しい!欲しい!欲しい!

 

自分のものにしたい。

所有したいという「欲」の気持ちの形容詞。

 

静かなる情熱と執着、そして欲がなければ、集まらないし、こうして後世には残らない…。

 

 

このキャッチコピー、心にグッとくるものがあります♡

 

「もうひとつの江戸絵画 大津絵」が 東京ステーションギャラリーにて開催中 (〜11月8日まで)

 

大津絵は、江戸時代に東海道大津宿でお土産物として売られた、型紙や版木押しなどをつかい彩色し量産された絵画。

 

仏画からはじまり、社会風刺や寓意を含んだ教訓絵も多く、護符として珍重されるようになります。

 

東海道の土産物であり、量産化された無名の絵師によるものだったゆえに、安価であり美術品ではなく民芸品の消耗品として扱われほとんど残っていません。

 

現在まで残っている大津絵のほとんどは、明治以降の文化人や茶人の目利きによって蒐集されたもの。

 

この大津絵展は、洋画家の小絲源太郎のコレクションを起因としてはじまったことから、大津絵蒐集家の目線から紐解くようになっていて、コレクションの経緯や人間関係も含めて興味深いものとなっています。

 

へえ〜と思うこと、色々あったのですが、

 

やはり見て感動したのは、卓越した蒐集家の感性が際立った表装。

 

図録には、表装の写真も載っていて嬉しい♡

格子の中廻しに西洋更紗の一文字のバランスが何とも♡

 

嵩張るけれど、買う価値あり。

 

 

大津絵展を大津絵模様の小紋で鑑賞!

 

この週末で会期終了なので、お急ぎを! ←レポも急いだ

 

入館は事前予約制です。

ローソンで購入できます。