婦人画報デジタルの連載 第25回「朝香沙都子の着物ダイアリー」が公開されました。

 

 

山の恵の帯を楽しむ



今回は、素描の栗の帯、型染の団栗の帯、そして刺繍の栗鼠の帯と、異なった染織技法で表現された秋の帯のコーディネートをご紹介しております。

 

10月は衣更えの季節ですが、連載で着用している着物は、すべて単衣です。

 

ここ数日で急に寒くなり、袷でも過ごしやすくなりましたが、汗ばむような陽気には単衣を着ています。

 

暖房が効きすぎる真冬も単衣を着ていることが多いです。

 

衣更えは、いつからいつまで…と決めているわけではなく、その日の天気と着ていく場所と目的に合わせます。

 

袷の季節である10月〜5月は、単衣の日もあれば、袷の日もあるといった感じ。

 

着物は着るものであり、身体を守るものです。

 

身体も心も快適に楽しみましょう。

 

汗をかくから、汚れるから、疲れるから…と、着物を着ることを諦めない。

 

多くの方が、マニュアルに縛られず、心から着物を楽しめることを願っています。