9月6日は「黒の日」

 

9(く)6(ろ)の語呂合わせにちなんで、京都墨染工業協同組合が1989年(平成元年)に創立40周年を記念し制定し翌年から実施されています。

 

和装の第一礼装である黒紋付や黒留袖の普及を目的としたものです。

 

着物生活をする私は不祝儀の装いも和装ですが、これは本当に難しい問題です。

 

現在は遺族もブラックフォーマルの洋装が主流となってしまい、和装はとにかく目立つのです。

 

「弔問客は故人に礼を尽くした装いをすべし」という考え方と、「遺族より格の低いものを着用すべし」という考え方、どちらなのかを曖昧にできるのが洋装のブラックフォーマルなので、こちらが主流になってきているのかもしれません。

 

私は着物生活をしておりますので、和装が普通です。

 

ですが、そのように理解されていない場合、現状ではそういうお付き合いで葬儀にいくことはまずありませんが、もしあるとして、さらに「和装は身内のみ」とお考えの地域や家柄でしたら、着物生活をしている私も洋装でいくことを考慮すると思います。

 

地域で、立場で、そして状況によって何を着るかは違ってきます。

 

郷にいっては郷に従えと申しますが、洋装であれ、和装であれ、周りに合わせるということが必要なのがフォーマルの装いです。

 

 

励ましの言葉をくださった皆様、ありがとうございます。

 

本当に嬉しい。

心から感謝。

 

お互いに着物を楽しめますように!