厳しい残暑も着物を楽しむための私なりの工夫。
 
薄物の透け感を抑えて単衣として着る。

 

わかりやすいように、同じ薄物の着物での白い襦袢と黒い襦袢を着たときの違いをアップしておきます。

 

 

☆白い長襦袢を着た透け感のある状態

 

濃い地色ほど透け感は強くなります。

 

透け感があることで涼感を演出することができます。

 

この墨色の長襦袢は男性用の長襦袢の反物から仕立てました。

 

男性用には墨色、グレー、紺など透け感を抑えるのに向いている色があります。

 

白生地を浸染で染めることもできます。染屋は名古屋、京都にあります。

 

☆墨色の長襦袢を着て透け感を抑えた状態

 

単衣にみえなくもない。

少なくても、単衣の中に混じっていてもそう違和感はありません。

 

夏は涼し気に、秋になったら寒々しくならぬように。

 

白い襦袢も黒い襦袢も色では体感の着心地は変わりません。

 

ですが、襦袢の色で、違和感なく季節の移ろいを表現できる。

 

薄物は実は二度美味しいとさえ思っています♡

 

 

昨日の「着物を着やすい環境は、着物を愛し着る人がつくっていく」にたくさんの反響をありがとうございます。

 

心より感謝申し上げます。

 

***

 

それにしても…。

 

「暑かったら洋服を着ればいい」

 

「夏は着物を着る季節じゃないってマナー講師的な人に情報発信してもらった方が良いんじゃない?」

 

 

こういうご意見が着物業界からでてくるあたり、、、

 

着物を着たい…という消費者の気持ちや涼しく着物を着ようとする努力や工夫を理解されないことには驚くというか呆れます。

 

 

2017年の秋に、量産の西陣の花織風の着物を頻繁に着ていることで、やはり着物業界の方からTwitterで絡まれたことがありますが…、プロ(一部の方です)が消費者に対してネット上で絡むあたりからして常軌を逸していると思うのですが…。