外出自粛で籠城中。
 
 
着物の楽しみ方は人それぞれですが、私は自分の気持ちを整えるために、家の中でも、お天気や季節にあわせて着物を着ています。
 
日本人にとって着物が特別なものになってしまい、着物はお出かけ着と思う方が多いかとは思いますが、着るものは自分を表すものであり、守るもの。
 
シャキッと背筋をのばして、テンションをあげるのに、一枚ずつ身体に重ね合わせて着付けていくという、今やお稽古事にまでなってしまうような「着付け」という面倒くさい行為があることが、よかったりもするのです。
 
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着物は西橋はる美「春野」

小鮒草、鬱金、梔子、黄檗、玉葱、クチナシブルー(梔子の実を発酵させた染料)で染められた草木染です。

 

帯あげも西橋はる美さんがセイダカアワダチソウで染めた草木染。

 

帯は崎原知枝美の読谷山花織

 

蜜柑に先んじて、檸檬の花が咲きはじめました♬

 

この鬱屈した閉塞感を緩和してくれる。

 

梶井基次郎の「檸檬」かな。