美術展、展覧会、展示会が充実の秋ですね〜♬

 

時を遡って、会期終了間近の展覧会をレポを。

 

「ドレスコード? 着る人たちのゲーム」が 京都国立近代美術館にて開催中。(〜10月14日まで)

 

この世の中の生物の中で、人だけが衣を必要とし、身体を守るため、自己表現のため、ファッションを衣文化として発展させていきました。

 

人としての社会の中には、身分制度があったころは身分を表すものであり、立場を示すものであり、時代によって変化してはいるものの、慣習に基づいた「ドレスコード」というものが存在しています。

 

この展覧会は、ファッションを「着る」ものとしてだけでなく、「みる」「みられる」ものとして、他者とのコミュニケーションとして捉えて紹介するという、なかなか斬新な発想。

 

ブランドやデザイナーではなく、あくまでも着る人がテーマ。

 

みる人に、呼びかけるような展示がされています。

 

•高貴なふるまいをしなければならない?

 

•組織のルールを守らなければならない?

 

•働く者、着るべからず?

 

•生き残りをかけて闘わなければならない?

 

•見極める眼を持たなければならない?

 

•教養は身につけなければならない?

 

•服は意志をもって選ばなければならない?

 

•他人の眼を気にしなければならない?

 

•大人の言うことを聞いてはいけない?

 

•誰もがファッショナブルである?

 

•与えよ、されば与えられん?

 

•ファッションは終わりのないゲームである?

 

自由平等の現代では、ファッションは新たな局面を迎えています。

 

SNSの普及から誰もが流行の発信源となりうる時代になりました。

そしてファストファッションの台頭は深刻な環境汚染を引き起こしています。

 

人と衣服の関わりは、どうなっていくのでしょう。

 

着物という1反の反物を平面裁断し身に布を纏う衣裳は、着付けやメンテナンスで手間はかかりますが、効率的で人にも地球にも優しい優れた「衣」です。

 

着物ブロガーとして、その渦中に身を投じつつ…、着物の行く末とともにファッションのあり方も考察する日々。

 

多くの人に、次世代に、着物の良さを知って欲しい。
 
己の利益ではなく
着物を普及させたいと本気で思うなら
 
まずは、そこからなのよ!
 
 
種をまいても成長するには時間がかかる、すぐに収穫はできないのです。
 
 

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