茶道会館の秋の研究茶会へ♪

 

お茶席の装いは、室礼やお道具、そして店主もお客様も揃ったほうが美しい…というお考えからか、厳格な着用ルールを守られる社中もあるとお聞きしておりますが、昨今では社中の皆様で申し合わせたり、そのときの気候に合わせて臨機応変にされたり、多様化されてきたように思います。

 

この日は、台風15号がやってくる影響のフェーン現象で、最高気温は34℃。

日中もザーザーと雨が降りだしたりと湿度の高い陽気でした。

 

お客様の装いも、絽、絽縮緬、紗合せ、単衣と様々。

多種多様な後染めの着物の着こなしを拝見した貴重な日でもありました。

 

ワタクシは、秋らしい意匠の露芝に萩模様の絽の小紋。

帯は芒に秋草文様の絽のなごや帯を選びました。

 

 

研究茶会のテーマは「ひかり」

 

●「かぐや姫」のお茶席●

お月様の主菓子

生姜が効いていて美味しかった♪

御所車のお棚に葉蓋ではなく扇子

お茶杓は漆塗りの月に芒文様、

亀蔵棗は星に見立て。

 

●「月の沙漠」のお茶席●

月の沙漠は、1923年(大正12年)に佐藤まさを作詞、佐々木すぐる作曲で生まれた童謡。

待合のお軸は当時の楽譜です。

〜♪ 月の〜砂漠の〜 というノスタルジックな音楽が流れる中、主菓子が運ばれるという趣向

風炉先屛風は芸大の油絵の画家の方に描いていただいたものだそう。

お棗のオリエンタルなシュガーポット。

香合は駱駝の骨がつかわれたもの

お花はジャスミン、お軸は長月らしく「清風明月を払い、明月清風を払う」

 

 

●「新幹線ひかり」のお茶席●

待合には、東京駅の絵、そしてひかり号

そして手旗信号と合図灯が(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

香合はひかり号、そして紙釜敷はひかり号が開通した1964年(昭和39年)当時の時刻表!!!

ああ、貴方にみせてあげたかった…

主菓子はお手製の新幹線

お棗につかわれたのは、当時のお茶。

昔は陶器の急須がつかわれていたのだそう。今でいうペットボトル?

 

 

 

そして、点心はサッパリとお素麺をいただく。

 

これぞ、お客様を喜ばせようという、極意。

 

楽しいお茶会でした♪

 

 

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