体調不良の時は、着心地の良いものを。

 
やっぱり「絹」は身体に優しい。
 
絹紅梅は夏の高級浴衣のひとつですが、白半衿付の長襦袢と白足袋を身につけることによって、軽い日常の着物として着ることができます。ワタクシ的には、都心のホテルでもランチぐらいならワンピース感覚で許容範囲だと思います。
 
絹紅梅の「紅梅」とは、紅梅織のこと。紅梅織とは、地糸よりも太い糸、または数本の糸を、経糸か緯糸または経緯の両方に一定の間隔で織りこみ、格子状の畝を表面に浮き立たせた薄手の平織物。「勾配織」もしくは「高配織」とも書きます。「紅梅」は当て字です。この畝で、皮膚への密着を妨げ肌にはりつかせないので、風通しの良いさらりとした着心地になります。
 
絹紅梅は、地糸は絹糸で、織り込んだ太い糸には綿糸をつかわれます。割合としては、絹85%綿15%くらいでしょうか。製造元によって違いがあるようです。
 
竺仙の絹紅梅は自宅で水洗いした後でも形状が崩れることなく、とても優秀◎
 
多種多様な素材と技法の染織品を購入し、とっかえひっかえ着用することで、結果としてお買物の失敗は少なくなります。
 
お手入れも色んなところに依頼しつつ、自分でもやってみることで経験値を溜め、それを活かして、今の着物生活が成立っている。
 
着心地も、着用後の取り扱いも、失敗含めて経験でわかったことばかりです。
 
何事も経験がものを言う。
 
「プロ」だからといって、経験値が高いともできるとも限らないのが、着物業界の現実です。出来る人は出来るし、プロであっても出来ない人は出来ない。そして出来ない人は、まず進歩はなく、自分が出来ないという自覚はない。
 
どんな業種においても共通していますが、SNSで自画自賛するプロの言葉は、仕事をやっていただいて、客が検証しなければわかりません。
 
それも「経験」から知りました。
 
 

 

竺仙の唐草模様の絹紅梅に西村織物の紗の朱子織の帯をコーディネート。
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帯あげは、麻地の雪花絞りです。
 
熱帯低気圧が北上中とのことで、関東の梅雨明けは週明けになるとのこと。
 
低気圧がやってくると、体調不良が悪化するワタクシ。。。
 
後倒しにした予定ギッシリなのに、結局、頭痛と眩暈と立ちくらみで断念しました。
 
ごめんなさい。