古都奈良の平城京の右京

朱雀大路の西にあたるエリアは古くから西ノ京といわれます。

 

西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺をつなぐ道は、西ノ京ロータスロードといわれるのだそう。

 

西ノ京の駅から薬師寺へ♬

 

薬師寺の食堂と大講堂の前には蓮の鉢がずらっと並んでいました。

 

見頃は6月下旬〜8月とのなので、まだ咲き始め。

 

蓮の花は朝に咲き昼過ぎには閉じてしまいます。

 

ちょうどお昼ごろだったので、まだポツポツ咲いている状態。

 

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

 

泥に咲く美しい姿は仏の智慧や慈悲の象徴です。

 

白い蓮の花もありました。

 

地震という災害も、蓮の花の美しさも自然が生みだすもの。

 

僧侶が修行する食堂は、再建され2017年(平成29年)5月に完成したもの。

田淵俊夫が描く6m四方の本尊「阿弥陀三尊浄土図」全長約50mの大壁画「仏教伝来の道と薬師寺」があります。

 

伽藍最大の建物である大講堂には白鳳時代の弥勒三尊像、天平時代の仏足石が安置されています。

 

大講堂が金堂よりも大きいのは古代伽藍の通則。

大勢の学僧が参集して経典を講讃したため。

 

左にあるのが金堂、右は西塔。

 

東塔は修復工事中でした。

 

「凍れる音楽」と評される東塔。

屋根の下に設けられた裳階により六層にみえる三重塔。

多層にみせることで優美さをだしています。

 

塔が火災に遭わないようにと願いが込められている水煙には、飛雲の中で笛を奏でる飛天が透かし彫りされています。

 

※写真はwikipedia commonsより

 

竜宮づくりといわれる金堂。

 

薬師如来三尊像

薬師如来は心身の病から救ってくださるお医者さんのような仏様。

日光菩薩、月光菩薩は日勤と夜勤の看護師さん的な仏様。

 

※写真はwikipedia commonsより

 

奈良公園と比べるとひっそりしている西ノ京ですがこの日は修学旅行の学生さんでいっぱいでした。
 
そしてそれに混じって聞かせていただいた法話の面白かったこと!
 
薬師寺は並ばなくても国宝を見放題のYSJというテーマパークだそうです^^;

 

薬師寺のお土産は葛をつかった干菓子。

口溶けが良くお抹茶に合います。

 

つづく^^/