緑の芝に鹿の夏毛のコントラストが美しい〜♡
鹿の夏毛。
鹿は夏(4月〜5月)と冬(10月〜11月)で毛が生え変わります。
鹿の子模様の由来は夏の鹿の毛の斑点模様のこと。
ゆえに「鹿の子」は夏の季語となっています。
鹿の毛の斑点は夏の木漏れ日に似せて生まれた保護色です。
鹿によって全て違うのだそう。
そして、鹿の子といえば、京鹿の子絞り。目結、纐纈のこと。
纐纈は法隆寺裂や正倉院裂にもみられる天平の三纈のといわれる古くからある技法のひとつ。
京鹿の子絞りといわれるものには、疋田絞り、一目絞りなどがあり、さらに桶絞りなど染め分けの技法と組み合わせた豪奢なものがあります。
白生地に成された青花の下絵にそって数ミリの粒を摘んで糸で括り引き締めし浸染することで、防染し絞り特有のシボを出したもの。
括りの模様が子鹿の斑点に似ていることが「鹿の子絞り」の由来となっています。
京鹿の子は絹に絞った精緻な疋田鹿の子絞りの総称で京都でつくられました。
さて、5月〜6月は鹿の出産のシーズンです。
可愛い子鹿に会いたかったら、この季節の奈良へいくしかない。
いた♡
あれ、この子は斑点がない。
子鹿をみつけても触ってはいけません。
そーっとしておく。
子鹿に人間の匂いが付いてしまうとお母さん鹿が子育てをしなくなるのだそう。
そして春日神社の参道で母子鹿と遭遇♬
母子鹿ともに美しい鹿の子です。
鹿の子は子鹿の斑点といわれていますが、大人の鹿にもあります。
お母さん鹿が毛繕い中
出産前後の母子鹿は鹿苑で保護され、6月中11時〜14時まで一般に公開されています。
鹿苑の開館時間には間にあわなかったのですが…、奈良公園内では何匹かの母子鹿をみることができました♡
ああ、あっかんべーしてる。
鹿せんべいは取り出しやすいようにシャワーキャップに入れています。
そしてできるだけ単独行動中の鹿に餌をあげる。
鹿せんべいをもってなくても、くれそうにみえるのか、目があうとよってくる。
集団でこられると、自分にも早く寄越せと着物の袖を引っ張られます…@@;
京鹿の子絞りと夏の子鹿の話、ようやくできた〜♬
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