即位礼と期日奉告の儀と勅使発遣の儀が執り行われました。

 

令和の世を迎えてはじめての宮中祭祀となります。

 

午前中は、即位の礼と大嘗祭の日取りを宮中三殿に報告する「期日奉告の儀」

 

天皇陛下の装束は今上天皇のみ纏うことができる黄櫨染の御袍。

 

夏装束の桐竹鳳凰麒麟文様の黄櫨染固地綾の束帯。

裏はニ藍の平絹となっています。

 

雅子皇后陛下の装束は御五衣小袿長袴。

小袿は萌黄色に紫の松襲(まつかさね)。

 

ちなみに、上皇陛下が「退位及びその期日奉告の儀」でお召しになられた冬装束の黄櫨染の御袍の裏は生成色の平絹でした。

 

 

午後は、「勅使発遣の儀」

 

神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に即位の礼と大嘗祭の期日を奉告し幣物を供えるために勅使を派遣される儀式。先代から四代に遡って勅使を派遣するというのが決まり事であり、御世がかわるとスライドされていきます。

 

天皇陛下の装束は御引直衣(おひきのうし)。

御引直衣とは天皇もしくは東宮、上皇の日常着のこと。

 

現代では御一代で即位した年に2回だけお召しになられるそうです。

袴の上に羽織ってガウンのように着るもの。外出の時には引き上げて着装します。

 

平成から令和へ。

 

かつて宮中祭祀はほぼ非公開でしたが新しい御世では広く知られることとなるのかもしれません。

 

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