この装いで、この展覧会に行きたかった!

会期終了間近にようやく来れた〜。

 

東京都美術館「奇想の系譜展」へ( 〜 4月7日まで)

 

桜満開、大混雑の上野で開催中

 

美術史家の辻惟雄が1970年(昭和45年)に刊行した「奇想の系譜」に登場する、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳。そこに、白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8名の江戸絵画の大傑作をみることができます!

 

会場に入るとバーンとこちらが w(゚0゚*)w

 

伊藤若冲「象と鯨図屏風」

本物をみたことがないから描けるのか、陸と海の巨大な生物の呼応はまさに奇想。

 

長沢蘆雪「白象黒牛図屏風」

黒牛の側にちょこんと座る犬、象の背に佇む烏の対比も奇想。

 

伊藤若冲 幻想の博物誌
曽我蕭白 醒めたグロテスク
長沢蘆雪 京(みやこ)のエンターテイナー
岩佐又兵衛 執念のドラマ
狩野山雪 狩野派きっての知性派
白隠慧鶴 奇想の起爆剤
鈴木其一 江戸琳派の鬼才
歌川国芳 幕末浮世絵七変化

このキャッチコピーだけでも、行かずにはいられない!?

 

さて、この展覧会にはどーしてもこの装いで行きたかった!

宗達や若冲に影響を与えたといわれている文人画家の李巌(完山靜仲)「花鳥猫狗図」のひめ吉の訪問着です。

 

帯は川島織物の雲に四方瓜に菱文様の織なごや帯

 

帯あげ、帯〆はシンプルに

 

花冷えの寒い日で風も強かった!

 

松枝忍の古布コラージュのバッグ。
ココホレワンワン、花咲か爺さんの古布です。

 

この装い…。

奇想の画家好きにヒットするものがあるようで(そりゃそうでしょう)、会場で外国の方も含めてたくさんお声をかけられました。

 

何はともわれ、会期中に来ることができて良かった!