お通夜前も葬儀の後も、絶えず弔問客の方がいらっしゃることから、色無地に黒喪帯の略喪装で過ごしました。

 

服喪期間は初七日法要までという考えもありますし、三十五日、もしくは四十九日という考えもあります。

 

父は「死は特別なことではない」という考えで「葬儀は簡略にせよ、忌明けは早めに」と言残しておりました。その意向を尊重し、通常生活へと戻したいと思います。

 

装いは人の想いをあらわすもの。

不祝儀の装いについての考え方は、地域の風習や家風によって様々。

 

正解や不正解ではなく、相手を重んじる気持ちこそを大切にしたいものです。

 

薄香色の草花文様の一つ紋付色無地に川島織物の有職文様の黒喪帯をコーディネート。

 

気持ちを前向きに持っていく想いを込めて、明るい色目の色無地を。

 

父が最後に練習していたのは、ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」第2楽章 アダージョ•カンタービレ

最後はこの曲で、父を送りだしました。

 

 

 

 

 

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