さて…、この日は、さる大金持ちの大邸宅へお招きされた心持ちで参りました♡

 

お招きくださったのはこの方々 ←と思って見てください

 

ロケーションも、そう思えばそう思える…♪

まさにそんな感じの夜

 

三菱一号館美術館にて開催中の「全員巨匠!フィリップス•コレクション」展 (〜 2月11日まで)

 

その内覧会です♪

 

一度はいってみたい、ワシントンD.C.にあるフィリップス•コレクション。

ラフリン製鉄会社の創設者の孫であるダンカン・フィリップスが自分の眼で取捨選択し趣味で収集した美術品。それを邸宅の一角で公開したことにはじまります。今年は創設100周年。MoMAよりも早い開館なので、アメリカで最初の近代美術の常設展示がされた美術館となるのだそう。

ワタクシがフィリップス•コレクションへいってみたい理由は、そのコレクションだけでなく、邸宅の室内装飾にもあるのですが、この写真をみたら益々行きたくなりました。ああ、あの椅子!!!!!
 
今回の美術展開催のために、1927年のフィリップス•コレクションの1室を12分の1で再現したミニチュアハウスをミュージアムショップでみることができます。
 
ソファーの生地まで復元したという超マニアックなもの。この為だけに布を復元するって@@;
 
このミニチュアハウス、欲しい!という方がいらしたら会期終了後は譲ることを考えていらっしゃるそうですが、お値段は目玉が飛び出るくらいだそう…^^;

ちなみにハウスの中の絵画はミュージアムグッズとして販売されています。額縁まで精巧な作り。これならワタクシでも買える♡

 

さて、展示ですが、全員巨匠!…というタイトルからして、すごいコレクション。

 

それをどのように展示するか…。

作家別、テーマ別、描かれた時代別というのが、通例。

 

これが、、、、、

 

なんと、ダンカン•フィリップスが購入した順となっています。

 

なので、その時にダンカン•フィリップスが何に興味を示していたのかがよくわかるという。

 

その中で、三菱一号館美術館が、さらに共通項を見出して?展示しています。

 

学芸員の安井裕雄さんのお話があまりにも面白かったので、そこだけピンポイントでご紹介。

 

左◇カンデンスキー「白い縁のある絵のための下絵」

中◇マルケ「森の中の鹿」

右◇カンペントンク「村の大通り」

 

この3点の共通項は動物。

ワタクシに隠れてみえていませんが、カンデンスキーの下絵にはドラゴンが隠れています。書かれているのではなく、隠れている。

 

のけぞるように驚いたのは…。

 

ドガ「リハーサル室での踊りの稽古」

 

ロダン「身体をねじって跪く裸婦」

 

この2点の共通点は…?

踊り子に混じっている先生の「のけぞり」と裸婦の「のけぞり」だそうです。( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)

 

いや、改めてこの絵をみたら、この先生のポーズって、面白すぎます。

 

っというような、ダンカン•フィリップスの興味の変遷と、三菱一号館美術館のこだわり。

 

堪能するとより楽しめます。

 

恒例の…。

 

フィリップスが「沙都子さんどうぞお好きなものをお持ち帰りください」と、いってくれたら、

 

こちらをいただきます♡

 

いや、こちらかしらん。。。

 

他にも、音楽視点からみた作品というのもあり、、、。

あ、パガニーニ♪

 

ああ、今年の秋は美術展が充実し過ぎていて、ふわふわ〜♪

 

※展示会場での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載の許可をいただいております。

 

。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 Facebookページに「いいね!」をくださる皆さまありがとうございます。

相互交流までの余裕がなく心苦しく思いますが、励みになっております。
皆さまの寛容さと染織に対する好奇心が私の原動力です♡

 

「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印