五月場所、名古屋場所、そして九月場所で、本場所入りする関取が着用する着流しの絽の着物には、四股名、郷土愛、祈り、勝負に賭ける想いなどが染め抜かれています。

 

「祈り」に着目してみました♪

 

千代の国の着物は「不動明王」

 

貴景勝の着物は「毘沙門天」

 

嘉風の着物には「迦陵頻伽」

 

私が入り待ちでみる力士の着物に夢中になったのは、この「祈り」の着物との出会いから。

 

豊真将(立田川親方)のきものです。システィーナ礼拝堂に描かれている天使がモチーフとなっています。

この着物をつくったのは京都室町の染匠小川平六。ご当主の小川清さんとは、京都のきもの学やきもの学会でご一緒させていただいた着物勉強仲間です。「きものカンタービレ♪」でレポするまで、力士の着物が表にでてくることはほぼなく、染匠やつくり手の方が力士が着用された姿をみることはまずなかったとのことで、とても喜んでいただけたのです。

 

戦いに臨む出立ちとして、こうした意匠表現ができるのも、着物の良いところです。

 

。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 Facebookページに「いいね!」をくださる皆さまありがとうございます。

相互交流までの余裕がなく心苦しく思いますが、励みになっております。
皆さまの寛容さと染織に対する好奇心が私の原動力です♡

 

「きものカンタービレ♪」のFacebookページ矢印