大相撲の世界では郷里との強い関係性が重視されます。それが表れているのが力士の夏の着物です。それには、郷土の代表が郷土の期待を背負って土俵にあがっていたという歴史的な背景があります。
富山県富山市出身の朝乃山
着物には「立山連峰」が描かれていました。
新潟出身の豊山の着物には「日本海に沈む夕日と朱鷺」
青森県北津軽郡出身の阿武咲(おうのしょう)の着物には「ねぷた」
大阪出身の大翔丸の着物には「大坂城の天守閣」
現在でも番付には相撲部屋の名前はありませんが出身地は書かれます。取組では呼び出しが出身地をよみあげます。日本人力士に限らず、遠い異国の地からやってきた外国人力士には殊の外に郷里への想いはあると思います。
故郷、故国への想いはどこの出身であっても大切にしてほしいし、それを知ることで互いを知ることになるというのは素晴らしい。国技として日本人に頑張ってほしいとは思いますが、相撲が単なるスポーツではなく、八百万の神の国の神事でもあり、その上で外国人力士も活躍できる懐深いものであることを好ましく思っています。
ブラジル国サンパウロ出身の魁聖の着物には「コルコバードのキリスト像」
ブルガリア国ヤンボル出身の碧山の着物には「ブルガリアの国旗と国章」
モンゴル国ウランバートル市出身の貴ノ岩はたぶん「ボイルス」
モンゴルにはモンゴル桜といわれるボイルスという赤みの強いバラ科の樹があるのです。
貴乃花親方の引退会見から相撲協会のあり方が改めて問われています。
どうしたかったのか、どうしたいのか、忖度ではなく直接きちんと話し合って欲しい…。
忖度も情報番組もワタクシは苦手…@@;
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