沖縄の工芸展のつづき(会期は終了しています)

 

このイベント、販売の仕方には、思うところがあるのですが…(-。-;)

これだけたくさんの琉球染織を一堂に会してみることができるのはここだけでしょう。実演や体験、産地からつくり手の方がたくさんいらしていて、直接お話がお聞きできる貴重な展示会です。

 

●琉球絣•南風原花織●

沖縄本島の南、南風原町では、琉球絣と南風原花織がつくられています。

現在の琉球絣の90%は南風原にて生産されています。南風原花織は明治の頃から伝承されてきた花織が、1914年(大正3年)に村立の女子補習学校が設立されたことで先の技術と相俟って独自の紋織物となったもの。両面浮花織です。

南風原は分業制。各工程のプロフェッショナルがいることで極めて高度な織物がつくられます。

 

向かって、右から城間律子さん、ワタクシ、伊敷美千代さん

絣括りの実演をされているのは、野原俊雄さん

 

琉球絣の絣の種糸づくり

絵図台に糸をかけ図案から墨で糸に写し取ります。

絣括りは種糸の墨の部分を手で括っていきます

 

●知花花織●

知花花織は、模様が縦方向に連続して浮く経浮花織と、刺しゅうのように糸が浮く
縫取花織の2つが大きな特徴。

右から神田尚美さん、ワタクシ、玉城由加さん

 

●読谷山花織●

お二人のお名前…、お聞きしそびれました(汗

点で織られた幾何学模様の花柄(銭花•扇花•風車花)に、絣柄を配したもの。布の裏面に糸が渡っています。

このところ、茜色と黄色に魅かれる…。

 

●与那国花織●

役人のみが着用を許された、幾何学文様の紋織りの花織。与那国花織は裏に糸が渡らない花織です。与那国花織は着心地も良かった♡

つのだれいこさんと

 

●首里花織の織り体験●

指導してくださったのは、山里千佳子さん

八重山上布の平良佳子さんに見守られてる♡

花織の模様は手前の花綜絖を足元の踏み糸で動かして、経糸を沈めたところに緯糸を通すことによってできます。

2種類の踏み紐を踏み換えることによって交互の模様が浮きでるのです。

花織は足を紐にかけてから踏み木を踏んでトントンという、リズムに乗ることが難しいのです^^;

 

つくり手の皆様、ありがとうございました!

また来年、お会いできますことを楽しみに致しております。

 

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