終わってしまいましたが…先日の「沖縄の工芸展」のつづき

 

●八重山上布●

 

八重山上布の平良佳子さんと
お召しになっているのは、絣括りの八重山上布です。

上原久美さんと山本聡さん

山本さんの角帯は上原さんの作品です。

 

八重山ミンサーの高市弥生さん

ヤシラミーに絣という凝ったミンサーの八寸帯。藍の濃淡も魅力的♡

 

八重山上布の絣には「絣括り」と「捺染絣」の2種類があります。

 

今では珍しい手結いの絣括りの八重山上布

 

八重山上布らしい、白地に紅露の捺染絣



 

沖縄の工芸展では、綾頭に摺り込み捺染の実演がありましたヾ(@°▽°@)ノ

まさか、東京でみることができるとは…。

 

八重山上布の捺染絣は大きな四角い糸巻きのような綾頭(アヤツブル)に紙をつけて糸を巻いていき、櫛をつかって紅露を擦りつけるように絣付けしていきます。

 

紅露(クール)は西表島と石垣島に自生する中身が真っ赤の山芋です。

※写真は西表島の紅露工房よりお借りしました

 

紅露をおろし金で擦ってつくった染液を竹櫛で、苧麻糸にザックザックと摺り込みます。

 

3日間で片面が仕上がっていました。

通っていると実演でどれだけできていくのか確認できるのも面白い(*^▽^*)

 

綾頭は直接、織機にかけられて織られます。これは八重山上布特有のもの。
 

 

コレがみたくて、3年前に着物に松葉杖で八重山諸島を旅しました!
織機につける前の綾頭と織機についている綾頭。

 

 
綾頭…、持ってくるもの、持って帰るのも大変だったそう(^_^;)
 
「沖縄の工芸展」レポつづきます!
 

 

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